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原発反対運動で思うこと

»2011年7月 4日
事業のヒント

原発反対運動で思うこと

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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福島原発の事故が原因で、あちこちで原発反対論が出ているようです。先月も、私の住む大津市では、「原発反対!」と書かれた横断幕を持って、デモ行進をしたと報道されていました。

こうした行動や意見があちこちで出ているようですね。

福島原発がこんなことになったので、原発に反対するのもわかるような気がします。何があっても、安全なエネルギーだけで発電する方が理想なのもわかります。

でも、関西電力の例でいえば、ちょっと前までは電力の半分以上を原子力発電によってまかなっていました。これは、原発に頼らなければならないということです。いくら横断幕を持ってデモ行進をしても、すぐにどうにかできるものではありません。

私が言いたいのは、「原発に感謝することを忘れていませんか?」ということです。

何十年もの間、多くの家やお店や会社や街などの電気を供給してくれているのです。そして、それは今も同じです。

でも、そんなことを全く考えずに、頭から反対ばかりしている人が多いことを残念に思います。まずは、電気を供給してくれている事実に対して、感謝するべきだと思います。

そして、原発反対運動をしている人も、原発で発電された電気を使っているのです。これは、すごくわがままなことではないでしょうか?

「原発は反対です。でも、電気は普通に使いますよ!もし、電気がちょっとでも止まったらキレますよ!」

これでは、反対意見を言う資格はないと思います。反対意見を言うならば、まずは、自らが原発の電気を使わないことを実践するべきですね。

「私は原発の電気を使っていません。私のような人が増えたら、原発は必要ないですよね!?だから、あなたもそうしませんか?」

「原発の電気を使わない人が増えたら、原発を停止してもらえますよね?」

これならば、説得力もありますし、話を聞いてもらえると思います。

そして、同じように原発の電気を使っていない人が集まって、行動してもらいたいですね。そして、その輪が広がればいいと思います。

そうなっていけば、稼働している原発を停止しても、電力不足にはならないでしょう。

文句だけを言うのではなく、自らが実践することが大切です。一人ひとりの力は小さくても、それの力が結集すれば、原発に頼らない電力だけにできるはずです。

今の反対意見を言っている人は、「自分が投票したところで、政治が変わるわけがない・・・」と言って投票に行かずに、反対や評論している人と同じです。

投票もしていないのに、意見を言う資格はありません。

こういった人の大半が選挙に行けば、政治は変わるんですけどね。

原発に限らず、感謝の気持ちを忘れてはいけません。感謝の気持ちを持ちながら、自分ができることから実行することが大切です。

それを多くの人が実行すれば、原発のない社会も実現できると思います。

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これを読んで、「別に原発の電気を送ってくれと頼んだわけじゃない!」と言いたい人は、もう一度、本文を読んでくださいね!

誠ブログのお題で「原発は必要?不要?」となっていましたので、2回続けて原発の話を書きました。今日の内容はメルマガに書こうと思ったのですが、お題があったのでブログに書きました。

次回からは、元の内容に戻りたいと思います。