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頼らなかった理由

»2011年7月 7日
事業のヒント

頼らなかった理由

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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新人が入ってきたことで、先輩としての自覚が芽生えたようです。新人に仕事を教えながら、自分も頑張って仕事を覚えようとしていました。

しかし、それもしばらくして、怪しくなってきました。

新人の仕事と彼の仕事は大半が違っていましたので、教えることもそれほどなかったのです。仕事以外の面でもいろいろと面倒を見ていたと思うのですが、それもごく一部に過ぎません。

仕事に対する積極的な姿勢は、次第に薄れていきました。結局は、短い期間で元に戻ったような感じですね。

以前よりも仕事はできるようになっていましたので、確かに成長はしています。しかし、「いよいよこれからだ!」という時に、失速してしまいました。

注意した時に機嫌が悪ければ、ふてくされることもまた多くなってきました。ひょっとしたら、以前よりもひどくなっていたのかも知れません。

気分屋の性格のため、どうすればいいのかを考えていました。

その時は、他にも従業員がいましたので、このままでは、彼だけが取り残されかねません。新人は現場作業の経験があったので、人よりも仕事をマスターするのが早かったのです。

そうなったら仕方がないのですが、とにかく、このままではダメなことははっきりしていました。このままでは、本人にとっても、会社にとっても、周りにとっても良くないのです。

こういった期間がかなり長かったように思います。

ただ、何となく考えてはいるものの、そのために何かをするということはなかったですね。普通ならば、「人の使い方」のようなビジネス書でも読むのでしょうか?

または、セミナーに参加したり、誰かに聞いたりすると思います。今ならば、インターネットで情報を探すこともできますね。

しかし、当時はビジネス書を読むという発想はありませんでした。なぜなら、ビジネス書は役に立たないことを知っていたからです!

いや、違いました。(笑)ビジネス書の存在を知らなかったのです・・・。

問題はもっと根本的なところにあって、自力で解決しようとしたことです。

何かに助けを求めようとすると、本は頭に浮かぶはずです。それ以前に、何かに頼るという気持ちがなかったので、ビジネス書という発想にはならなかったのですね。

頼るという発想がなかったのが、良くもあるけど、悪くもあります。

なぜ、誰にも頼らずに、何にも頼らずに自力でやろうとしたのかを言えば、それは性格ですね・・・

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一緒に仕事をしていた友人との話で、新人が誰かがほぼ判明しました。一緒に仕事をしていたメンバーもだいぶわかってきたので、当時の状況がさらにわかってきました。

次回は、どのようにするべきだったかを考えます。それで、この流れは一旦終わりにしたいと思います。