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仕事と損得勘定

»2012年1月23日
事業のヒント

仕事と損得勘定

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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その大型トラックでの仕事は、確か日給だったと思います。

それか、月決めだったかも知れません。

はっきりとは覚えていませんが、仕事内容には左右されずに、一定の売上になっていたと思います。

こうした決め方は計算は楽ですが、お互いに損と得が隣り合わせになります。

楽な仕事で早く帰ることができれば、ドライバーは得となりますが、会社は損となってしまいます。

その逆では、会社が得でドライバーが損となってしまいます。

私の業務は、商品をトラックいっぱいに手積みして、大阪の倉庫まで走って、指定された通りにパレットに積んで終わりという流れです。

1日に1サイクルが基本ですが、忙しい時は、2日で3サイクルということがありました。

そのサイクルが多くなってくると、私は損をすることになります。

2日で3サイクルが適度にあれば、それが普通と思っていました。

1日1サイクルが続けば、会社に対して「ちょっと悪いなあ・・・」という気持ちがありましたが、「ラッキー!」という正直な気持ちもありました。

2日で3サイクルが続けば、「またかよ~」と損をした気分になりました。

仕事量が変わっても、もらうお金が変わらないのは一長一短があります。

また、人物によって判断しなければなりません。

自分のことばかり考える人間であれば、何としても1日1サイクルにしようと思うでしょう。

そうなるために、わざとゆっくり積み卸ししたり、途中で休憩して到着時間を遅らせるかも知れません。

そうした行為があれば、会社に良くないばかりか、本人にとっても良くありません。

私も人間ですので、「得した!」とか、「損した・・・」という感情はありました。

でも、それ以上に一人前以上の仕事をすることに決めていましたので、それらの感情が仕事に左右することはありませんでした。

一人前の仕事をして当たり前ですし、そんな人材はたくさんいます。

それでは、人並みにしかなりませんので、常にそれ以上の仕事をすることを心がけていたのでした。