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仕事に対する思い込み

»2012年1月30日
事業のヒント

仕事に対する思い込み

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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その仕事をやり始めた当初は、2台のトラックを使っていました。

1台は私で、もう1台はその運送会社の社員が乗って、同じ仕事をしていたのです。

ただ、かなりきつい仕事だったため、もう1台のトラックは、社員が交代してうんこしていました。

あ、「うんこ」していたのではなく、「運行」していたのです。(笑)

きつい仕事と普通の仕事を交互にしていれば、まだ続くということですね。

でも、私はひたすらその仕事一本です!

確かにきつい仕事ですが、効率良く積み卸しして、誰よりも仕事が早かったため、それほどきついという感覚はありませんでした。

でも、夏場は1時間ぶっ通しで動くと、汗を大量にかくというレベルではなく、バケツで水をかぶったような状態になります。

そんな仕事ですが、私が割と平気な顔をしてやっていたこともあって、一人のドライバーが専務に「ずっとこの仕事でもいいですよ!」と言ってきたということでした。

別々のトラックですが、積み卸しは一緒にすることもあって、そういう助け合いの楽しさはありました。

それよりも、やってみて「できる!」という感覚になって、「ずっとできる!」という感覚に変わったのでしょう。

そばに平気でやっている人がいれば、「自分も同じようにできるかも?」という感覚になります。

実際にやってみて、それなりにできてくれば、自信が付いて「ずっとできる!」という感覚に変わるのですね。

もし、私が途中でやめていれば、「やっぱりきつい仕事なんだ・・・」と思って、二人で交代してやるのが精一杯だったと思います。

「ずっとこの仕事をしてくれ!」と言われれば、会社を辞めてしまったかも知れません。

周囲や環境によって、仕事に対する意識が変わるということですね。

思い込みがなくなるともいえます。

この事実から学ぶことは大きいと思います。