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名刺一枚で大手企業に飛び込み営業をして、話だけで直接契約することができました。
実績もほとんどありませんし、私も20代半ばの若造でしたので、そんな状況を考えれば奇跡ともいえる結果です。
その契約が決まるまでは何日かかかりましたので、その間も飛び込み営業を繰り返していました。
その日は、信楽焼で有名な信楽町の工場へ行くことにしました。
私の住んでいるところは田舎だったのですが、信楽町はさらに山手にありますので、かなりの田舎です。
都会に行くのと違って気が楽ですし、田舎なので行けば何とかなる確率も高いと思って、今までになく気軽な気持ちで行きました。
信楽町に入ると、至る所でタヌキの焼き物などが目に付きますので、工場の担当者もタヌキ親父のような人が出てくるだろうと思っていました。(笑)
しかし、工場に着いたとたん、驚きの光景が広がっていました。
今までにない広い駐車場があり、コンクリート製品製造業とは思えない立派で新しい事務所が建っています。
高台の上には大きな工場があり、巨大な屋外クレーンが動いていたのです。
田舎の工場だと思ってなめていたのですが、実際は、今まで行った中でも一番大きな工場だったのです。
タヌキ親父なんてとんでもなく、別世界が広がってしました。
ギャップの大きさのあまり、だだっ広い駐車場に車を止めて、しばらく考えていました。
今までの経験上、大手企業ほど可能性は低くなります。
当たり前の話ですが、どこの馬の骨かもわからない若造が、大企業に名刺一枚だけで飛び込んでも相手にしてもらえません。
それでも、思った以上に担当者と会うことができて話ができていたのですが、この工場だけは、見るからに可能性がないことを感じます。
行く前から「アウト!」と宣言されているようなものです。
どうせアウトなら、行くだけお互いの時間の無駄ですので、あきらめて帰ろうかどうか迷っていました。
でも、せっかく来たのですから、思い切っていくことにしました!
車を降りてガラス張りの入口に近付いていくとカウンターが見えて、その上にプレートが置いてあり、何かが書かれているのが目に付きました。
「アポイントのないご訪問は固くお断りいたします」
それを見た瞬間、完全に「アウト!」と宣言されてしまいました・・・。
その場で足が止まってしまい、引き返そうかどうかしばらく考えました。
行っても門前払い決定ですので、それこそ行くだけ無駄になります。
でも、あと数メートルで行けるのですから、「旅の恥はかき捨てだ!」と思って、思い切って行くことにしました。
怒られたら、「すみません。気が付きませんでした・・・」と謝ればいいだけの話です。
ドアを開けて「すみません」と呼び出すと、女性社員が出てきて応対してくれました。
予想に反していい感じですので、名刺を出して用件を伝えると、あっさりと「少しお待ちください」と言って、担当者を呼びに行ってくれたのです。
あまりに拍子抜けするというか、思ってもみない対応でしたので、思い切って行ってみるものだと感じました。
飛び込み営業の是非は別にして、変に考え込まずに行動することの重要性を実感したのです。
実績もほとんどありませんし、私も20代半ばの若造でしたので、そんな状況を考えれば奇跡ともいえる結果です。
その契約が決まるまでは何日かかかりましたので、その間も飛び込み営業を繰り返していました。
その日は、信楽焼で有名な信楽町の工場へ行くことにしました。
私の住んでいるところは田舎だったのですが、信楽町はさらに山手にありますので、かなりの田舎です。
都会に行くのと違って気が楽ですし、田舎なので行けば何とかなる確率も高いと思って、今までになく気軽な気持ちで行きました。
信楽町に入ると、至る所でタヌキの焼き物などが目に付きますので、工場の担当者もタヌキ親父のような人が出てくるだろうと思っていました。(笑)
しかし、工場に着いたとたん、驚きの光景が広がっていました。
今までにない広い駐車場があり、コンクリート製品製造業とは思えない立派で新しい事務所が建っています。
高台の上には大きな工場があり、巨大な屋外クレーンが動いていたのです。
田舎の工場だと思ってなめていたのですが、実際は、今まで行った中でも一番大きな工場だったのです。
タヌキ親父なんてとんでもなく、別世界が広がってしました。
ギャップの大きさのあまり、だだっ広い駐車場に車を止めて、しばらく考えていました。
今までの経験上、大手企業ほど可能性は低くなります。
当たり前の話ですが、どこの馬の骨かもわからない若造が、大企業に名刺一枚だけで飛び込んでも相手にしてもらえません。
それでも、思った以上に担当者と会うことができて話ができていたのですが、この工場だけは、見るからに可能性がないことを感じます。
行く前から「アウト!」と宣言されているようなものです。
どうせアウトなら、行くだけお互いの時間の無駄ですので、あきらめて帰ろうかどうか迷っていました。
でも、せっかく来たのですから、思い切っていくことにしました!
車を降りてガラス張りの入口に近付いていくとカウンターが見えて、その上にプレートが置いてあり、何かが書かれているのが目に付きました。
「アポイントのないご訪問は固くお断りいたします」
それを見た瞬間、完全に「アウト!」と宣言されてしまいました・・・。
その場で足が止まってしまい、引き返そうかどうかしばらく考えました。
行っても門前払い決定ですので、それこそ行くだけ無駄になります。
でも、あと数メートルで行けるのですから、「旅の恥はかき捨てだ!」と思って、思い切って行くことにしました。
怒られたら、「すみません。気が付きませんでした・・・」と謝ればいいだけの話です。
ドアを開けて「すみません」と呼び出すと、女性社員が出てきて応対してくれました。
予想に反していい感じですので、名刺を出して用件を伝えると、あっさりと「少しお待ちください」と言って、担当者を呼びに行ってくれたのです。
あまりに拍子抜けするというか、思ってもみない対応でしたので、思い切って行ってみるものだと感じました。
飛び込み営業の是非は別にして、変に考え込まずに行動することの重要性を実感したのです。