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工場で製造したコンクリート製品を現場で設置する仕事を開始しました。
やったことがない仕事でしたが、経験者がいるということでスタートすることになりました。
ただ、建設現場はいろんな業者が関連していますので、見習いという形で入ることになったのです。
しばらくすると、従業員から報告がありました。
「社長、これはかなり大変ですよ!」ということでしたので、何が大変なのかを知るために現場に行きました。
現場に到着したとたんに、大きな建設現場の雰囲気に圧倒されました。
いろんな業者が入り乱れていますし、「下請け系統図」を見てみると、ピラミッド状の組織になっていて、下は5次下請けくらいまでありました。
邪魔にならないように従業員がいる場所に行くと、何やら仕事をしているところを発見しました。
しばらく見学していると、手が空いた従業員が近付いてきました。
「社長、これはかなり大変ですよ!次からうちでやるのは無理ですよ!相当経験を積まないと無理ですわ~」
「今、経験を積んでるやろ?」
「いやいや、見習いで言われたことをやっているだけですよ。これを次からやるのは、ちょっとめちゃくちゃですわ~」
「今はそう思っていても、見習いが終わったらできるようになっとるわい!」
「いやいや、それはどう考えても無理ですわ。見習いとは全然違うし、こればっかりはさすがに無理ですわ~」
「まあ、やれば何とかなるわい!めちゃくちゃは今に始まったことじゃないからのう~。とにかく何とかできるように頑張ってくれ!じゃあ、俺は帰るわ・・・」
こうして、さっさと現場を後にしました。
実際に現場を目にすると、かなり無茶をしていることが実感できました。(笑)
高層階に何トンもあるコンクリート製品をクレーンで吊り上げて、それを設置するわけですから、工場で製造するのとは訳が違います。
段取りが悪かったり失敗したりすれば、周囲の業者にも迷惑をかけることになります。
それは十分にわかっていたのですが、「自分が現場に入っていたら、次からは何とかしていただろう」という感覚はありました。
元々、やったことがない仕事を「やったことがあります!」と言って、何とかこなしてきたことで事業を拡大してきました。
工場と現場は違うとはいえ、今回は見習い期間があるのですから、何とかなるはずです。
私が何とかできるということは、従業員も頑張れば何とかできると思ったのです。
まあ、見方によっては無責任でほったらかしにも見えますが。(笑)
その結果は、何とかなりました!
今まで同様に「何とかなった」というよりも、「何とかしてもらった」という方が大きかったかも知れませんが、結果として、次から取り付けの仕事をこなせるようになったのです。
バリバリの経験者という触れ込みでしたので、周りは何とも思ってなかったかも知れませんが、本人はヒヤヒヤだったと思います。
でも、何とかなると思ってやれば、実際に何とかなったということです。
何でもそうですが、普通は段階を経たり、勉強や研修をしたりして、実戦で使えるようにしていきます。
それが確実かも知れませんが、かなりの時間がかかることになります。
それよりも、いきなりやってみた方が、結果的に最短でできるようになるということですね。
こうして、普通なら何年もかかる現場進出を、あっという間に果たしたのです。
やったことがない仕事でしたが、経験者がいるということでスタートすることになりました。
ただ、建設現場はいろんな業者が関連していますので、見習いという形で入ることになったのです。
しばらくすると、従業員から報告がありました。
「社長、これはかなり大変ですよ!」ということでしたので、何が大変なのかを知るために現場に行きました。
現場に到着したとたんに、大きな建設現場の雰囲気に圧倒されました。
いろんな業者が入り乱れていますし、「下請け系統図」を見てみると、ピラミッド状の組織になっていて、下は5次下請けくらいまでありました。
邪魔にならないように従業員がいる場所に行くと、何やら仕事をしているところを発見しました。
しばらく見学していると、手が空いた従業員が近付いてきました。
「社長、これはかなり大変ですよ!次からうちでやるのは無理ですよ!相当経験を積まないと無理ですわ~」
「今、経験を積んでるやろ?」
「いやいや、見習いで言われたことをやっているだけですよ。これを次からやるのは、ちょっとめちゃくちゃですわ~」
「今はそう思っていても、見習いが終わったらできるようになっとるわい!」
「いやいや、それはどう考えても無理ですわ。見習いとは全然違うし、こればっかりはさすがに無理ですわ~」
「まあ、やれば何とかなるわい!めちゃくちゃは今に始まったことじゃないからのう~。とにかく何とかできるように頑張ってくれ!じゃあ、俺は帰るわ・・・」
こうして、さっさと現場を後にしました。
実際に現場を目にすると、かなり無茶をしていることが実感できました。(笑)
高層階に何トンもあるコンクリート製品をクレーンで吊り上げて、それを設置するわけですから、工場で製造するのとは訳が違います。
段取りが悪かったり失敗したりすれば、周囲の業者にも迷惑をかけることになります。
それは十分にわかっていたのですが、「自分が現場に入っていたら、次からは何とかしていただろう」という感覚はありました。
元々、やったことがない仕事を「やったことがあります!」と言って、何とかこなしてきたことで事業を拡大してきました。
工場と現場は違うとはいえ、今回は見習い期間があるのですから、何とかなるはずです。
私が何とかできるということは、従業員も頑張れば何とかできると思ったのです。
まあ、見方によっては無責任でほったらかしにも見えますが。(笑)
その結果は、何とかなりました!
今まで同様に「何とかなった」というよりも、「何とかしてもらった」という方が大きかったかも知れませんが、結果として、次から取り付けの仕事をこなせるようになったのです。
バリバリの経験者という触れ込みでしたので、周りは何とも思ってなかったかも知れませんが、本人はヒヤヒヤだったと思います。
でも、何とかなると思ってやれば、実際に何とかなったということです。
何でもそうですが、普通は段階を経たり、勉強や研修をしたりして、実戦で使えるようにしていきます。
それが確実かも知れませんが、かなりの時間がかかることになります。
それよりも、いきなりやってみた方が、結果的に最短でできるようになるということですね。
こうして、普通なら何年もかかる現場進出を、あっという間に果たしたのです。