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新たな事業展開の話3

»2013年2月 3日
事業のヒント

新たな事業展開の話3

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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少々距離がある工場の仕事をやることになりましたので、その準備に取りかかりました。

片道2時間の通勤は厳しいですし、責任者を現地で採用するのは難しいと考えたので、こちらの誰かを常駐させることにしました。

過去の経験から、一人目の人材が良ければ、次の人材を入れるのは容易なことがわかっていましたので、一人目がとにかく重要になります。

一人目が失敗すれば、それで仕事がなくなるわけではないにしても、大きなマイナスになるのは言うまでもありません。

そのため、いくらできそうな人材であっても、新規採用を一人目にするわけにはいかなかったのでです。

一人目は少し先の責任者にもなりますので、良い仕事をしてもらうためにも、アパートを借りて常駐させることにしました。

そこまで考えると、とにかくアパートを確保することが頭の中を占領しますので、すぐにアパートを探しに行きました。(笑)

良さそうな部屋がいくつかある物件を見て、「これなら、責任者と何人かが暮らせるだろう」と考えて、すぐに契約しました。

たこ部屋状態ですが、とりあえず寝る場所だけあればいいだろうと考えました。

これで、数人は工場に派遣することができます。

何か順序が違うような気もしましたが、これが私のやり方なのです!

やり方というよりも、実際は何も深く考えていなくて、思い付きで行動しているだけですが。(笑)

そして、「誰が一人目として行くか?」となった場合に、非常に困った問題が起こりました。

適任者がいなかったのです。(笑)

責任者クラスは全員が重要な役割をしていますので、他に移動させるわけにいきません。

移動させるとすれば、同じ能力の人材を入れる必要がありますので、それなら、その人材を行かせた方が早いことになります。

メインとなっている2社は、今後も勢力を拡大するために手を抜けませんので、責任者クラスを抜くわけにいきません。

そこで、まだ若くて経験が浅い従業員を行かせることにしました。

不安はありましたが、「まあ、行けば何とかなるだろう?」と、得意の軽い考えでした。

人材派遣のような契約ですので、普通は行かせる人材がいて、拠点などの物理的な条件をクリアできることが見えて、それから契約になるという順序です。

でも、最初に契約まではいかなくても、やる前提で話を進め、それから拠点をどうするか考えて、気が付けば人材がいなかったという順序だったのです。

完全に逆というか、めちゃくちゃですよね。(笑)

でも、逆でも、めちゃくちゃでも、「1、2、3、ダー」が「ダー、3、2、1」になっても、最終的にそろえば何でもいいのです!

実際は良くありませんが、とにかく何とか条件がそろったのでした。