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トラックを購入して現場まで運搬する

»2013年3月20日
事業のヒント

トラックを購入して現場まで運搬する

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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工場でのパーツ製造は順調に進み、各パーツが次第に完成していました。

私は完成してから一気に運搬するつもりだったのですが、工場側は、できれば早く持って行ってほしいということでした。

保管するのにかなり場所を取りますし、工場の敷地内に全部置くのは大変で難しいということだったのです。

中規模程度の会社ですので、保管場所はそんなに狭いわけではありませんが、パーツは大きい上にかさばりますので、邪魔になっているのは火を見るより明らかです。

その話を聞いて、運搬のことをまったく考えていなかったことに気が付きました。(笑)

運送業者に依頼すれば運んでもらえるわけですが、何回かに分けるとなると、一気に運ぶよりも運送費用が何倍にもなります。

私は運送会社で仕事をしていたこともあり、どれくらいの費用がかかるかはわかります。

また、今回の工事は赤字を出すだけに、できるだけ出費を抑えなければなりません。

そのあたりも踏まえて考えた結果、自社で運ぶことを思い付きました!

運ぶといっても自動車のトランクに入るものではありませんし、そもそも、手で持てる大きさではありません。

今回は、現場作業をできるだけ軽減するという意味もあり、2mのパーツを2個溶接してつなげていましたので、長さが4mになっています。

それを運ぶとなると、クレーン付きの4トン車が必要になりますが、必要であれば買えばいいだけの話です!

ということで、クレーン(ユニック)付きの4トン車を買うことにしました。

知り合いの車屋に聞いたところ、ちょうど良さそうなトラックがあるということで、現物も見ずに買いました。(笑)

安い買い物ではありませんし、運送会社を使うよりも何十倍も費用がかかるわけですが、先を見れば回収できる費用です。

今回は赤字ですが、経営者であれば目先の赤字を出しても、先のことを考えなければならないのです!

と言いたいところですが、「とりあえず、早く持って行かなければ」と目先だけを考えて、先のことはまったく考えずにトラックを衝動買いしていたのです。(笑)

そうなると、「よく考えたらトラックを運転できる者がいない」という落ちになりそうですが、そこは従業員にドライバーの経験者がいましたので、クレーンの操作方法を教えて運搬させることができました。

私はクレーンの免許を持っていて教えることができましたし、免許が必要ない小型のクレーンでしたので、何も問題はありませんでした。

パーツは屋外で雨ざらしになっても問題ありませんし、現場に置く場所もありましたので、何回かに分けてパーツの運搬をしていたのです。

そうして、工場と連携して現場に運搬することができました。

それにしても、今後も使えるとはいえ、トラックの衝動買いは痛い出費でした。(笑)