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学べる店舗数値力３『前年比その２』
»2010年11月 4日
とあるコンビニオーナーの経営談議
学べる店舗数値力３『前年比その２』
とあるところで、とあるコンビニのオーナーをしている、「川乃 もりや」です。事情により、匿名です。とあるコンビニの元社員が仕事や感じたことを、時にはコンビニの内情のあれこれをブログにしちゃいます。みなさんお付き合い下さい。
当ブログ「とあるコンビニオーナーの経営談議」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/kawarimonoya/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
コンビニエンス稼業というものはエンドレスです。なんせ定休日はありませんし、本部様は次から次へと色々なことを言ってきてくれます（笑
そんな中において、自身でゴールを設定して行動することはとても大切な事です。ゴールを設けないということは、目標を設定しないということです。目標が無いところに検証はありません。検証をしないということは、次のステップには進めないということです。結果、後悔だけが残ります。それより何より、独立して小さいながらも自分の城を持ったのに、仕事に自分の意志を反映出来ないなんて仕事後のビールが美味しく無いですよねぇ（かなり重要）
つまり「目標設定する→行動する→良い結果が出る→ビールがうまい」ということです（笑
さて、ビールを美味しくいただく為に、最も重要なことは目標設定なのです。目標は色々な材料から作れますが、今回は前年比から目標を設定していく方法を書いていきます。目標とはゴールです。ゴールに辿り着いたら一息入れられます。何故前年比から目標設定するかというと、問題点が発見しやすいと言えるでしょう。去年より売上が落ちているのは、何か要因があるからです。目標数値を決める際にも、季節指数が同一の前年を参照にすることは自然の流れでしょう。
《月間目標を立てる》
目標は大きなくくりから設定した方がイイでしょう。出来れば年間→四半期→月間といった具合です。しかし、慣れてないうちは月間ぐらいの目標設定の方がやりやすいと思いまして、今回は月間から落としこんでいきたいと思います。
月間目標を立てる際の注意点は、トレンドとして今の売上がどう推移しているのか注意が必要です。外的要因（例；競合が出来た）があり、トレンドで８５％の前年比なのに１００％の目標を立てても達成できるわけありません。そんな目標を立てた日には、毎日ビールが不味くなるでしょう。
まずは今の流れだと、どんな数値になるのか確認してください。
計算式は「前年売上×トレンド前年比」です。
例；１８，０００，０００円×９８％＝１７，６４０，０００円
その数値に、自分が特に力を入れる数値改善策をプラスするのです。
例；パンの売上を１日１，０００円（１０個分）伸ばそう。
すると、１，０００円×３０日＝３０，０００円です。
そして、１７，６４０，０００円＋３０，０００円＝１７，６７０，０００円となります。
わずか０，２％にも満たない数値ですが、これがビールを美味くする部分です。もちろん、力を入れる項目がもっと沢山あってもいいでしょう。それらを積み上げた数値が月間目標となります（何に力を入れた方が良いか見つける方法は、別機会に書きます）
《週間目標に落としこむ》
週間目標と書きましたが、これは月間目標を振り分けるだけなので、数値を出した後に月間目標のように数値の上乗せはしません。早速、計算方法に入りましょう。
まずは、前年の売上を分解します。
１日～７日の売上、８日～１４日、１５日～２１日、２２日～２８日と計算しましょう。
１日～７日４，３２０，０００円
８日～１４日４，１４０，０００円
１５日～２１日３，７８０，０００円
２２日～２８日４，５００，０００円
そして、それぞれの週の売上構成比を算出します。
計算式は、（４，３２０，０００円÷１８，０００，０００円）×１００＝２４％
１日～７日２４％
８日～１４日２３％
１５日～２１日２１％
２２日～２８日２５％
と、なります。最後に月間目標を上記の構成比に割り振ります。
計算式は、１７，６７０，０００円×２４％
１日～７日４，２４０，８００円
８日～１４日４，０６４，１００円
１５日～２１日３，７１０，７００円
２２日～２８日４，４１７，５００円
最後の２日間（３日間）は？と、言いますと無視します。月間目標において、最後の２日間までに目標が達成出来てないということは、もうその月の目標達成の確率は非常に少ないと見るからです。追いかける必要の無い数値まで計算することはありません。
日別には？これも、余り意味をなさないので立てる必要は無いのですが、日々の確認もしていきたいという方は以下の計算で日別目標を立ててみてください。
ます、直近４週間平均の曜日別売上を計算していき、それぞれ曜日別の構成比を算出します。そして、週別目標をその構成比に振り分けていきます。（大型連休などが入り込む場合は、その期間を避けたほうがイイでしょう）
月曜日５３５，０８０円→１３％→５５１，３０４円
火曜日５７６，２４０円→１４％→５９３，７１２円
水曜日５３５，０８０円→１３％→５５１，３０４円
木曜日５７６，２４０円→１４％→５９３，７１２円
金曜日６１７，４００円→１５％→６３６，１２０円
土曜日６５８，５６０円→１６％→６７８，５２８円
日曜日６１７，４００円→１５％→６３６，１２０円
週間計４，１１６，０００円
いかがでしたか？月間目標設定
本来なら、数値部分は画像を埋め込んだほうが分かりやすいのですが、試してみたら非常に文字が小さくなってしまったのでテキストでの記載としました。
私は、週間で行動を区切ることが多いので、目標設定を週間に落とし込みますが、それぞれの仕事サイクルに合わせて目標は設定する方がイイでしょう。そうです、検証するタイミングは、どのサイクルなのかを考えてください。そのサイクルの１段階もしくは２段階上の層からの目標を立てて、サイクル期間に落とし込んでいきましょう。
次回は前年比を軸に、立てた目標の数値の追いかけ方を書いていきます。
そんな中において、自身でゴールを設定して行動することはとても大切な事です。ゴールを設けないということは、目標を設定しないということです。目標が無いところに検証はありません。検証をしないということは、次のステップには進めないということです。結果、後悔だけが残ります。それより何より、独立して小さいながらも自分の城を持ったのに、仕事に自分の意志を反映出来ないなんて仕事後のビールが美味しく無いですよねぇ（かなり重要）
つまり「目標設定する→行動する→良い結果が出る→ビールがうまい」ということです（笑
さて、ビールを美味しくいただく為に、最も重要なことは目標設定なのです。目標は色々な材料から作れますが、今回は前年比から目標を設定していく方法を書いていきます。目標とはゴールです。ゴールに辿り着いたら一息入れられます。何故前年比から目標設定するかというと、問題点が発見しやすいと言えるでしょう。去年より売上が落ちているのは、何か要因があるからです。目標数値を決める際にも、季節指数が同一の前年を参照にすることは自然の流れでしょう。
《月間目標を立てる》
目標は大きなくくりから設定した方がイイでしょう。出来れば年間→四半期→月間といった具合です。しかし、慣れてないうちは月間ぐらいの目標設定の方がやりやすいと思いまして、今回は月間から落としこんでいきたいと思います。
月間目標を立てる際の注意点は、トレンドとして今の売上がどう推移しているのか注意が必要です。外的要因（例；競合が出来た）があり、トレンドで８５％の前年比なのに１００％の目標を立てても達成できるわけありません。そんな目標を立てた日には、毎日ビールが不味くなるでしょう。
まずは今の流れだと、どんな数値になるのか確認してください。
計算式は「前年売上×トレンド前年比」です。
例；１８，０００，０００円×９８％＝１７，６４０，０００円
その数値に、自分が特に力を入れる数値改善策をプラスするのです。
例；パンの売上を１日１，０００円（１０個分）伸ばそう。
すると、１，０００円×３０日＝３０，０００円です。
そして、１７，６４０，０００円＋３０，０００円＝１７，６７０，０００円となります。
わずか０，２％にも満たない数値ですが、これがビールを美味くする部分です。もちろん、力を入れる項目がもっと沢山あってもいいでしょう。それらを積み上げた数値が月間目標となります（何に力を入れた方が良いか見つける方法は、別機会に書きます）
《週間目標に落としこむ》
週間目標と書きましたが、これは月間目標を振り分けるだけなので、数値を出した後に月間目標のように数値の上乗せはしません。早速、計算方法に入りましょう。
まずは、前年の売上を分解します。
１日～７日の売上、８日～１４日、１５日～２１日、２２日～２８日と計算しましょう。
１日～７日４，３２０，０００円
８日～１４日４，１４０，０００円
１５日～２１日３，７８０，０００円
２２日～２８日４，５００，０００円
そして、それぞれの週の売上構成比を算出します。
計算式は、（４，３２０，０００円÷１８，０００，０００円）×１００＝２４％
１日～７日２４％
８日～１４日２３％
１５日～２１日２１％
２２日～２８日２５％
と、なります。最後に月間目標を上記の構成比に割り振ります。
計算式は、１７，６７０，０００円×２４％
１日～７日４，２４０，８００円
８日～１４日４，０６４，１００円
１５日～２１日３，７１０，７００円
２２日～２８日４，４１７，５００円
最後の２日間（３日間）は？と、言いますと無視します。月間目標において、最後の２日間までに目標が達成出来てないということは、もうその月の目標達成の確率は非常に少ないと見るからです。追いかける必要の無い数値まで計算することはありません。
日別には？これも、余り意味をなさないので立てる必要は無いのですが、日々の確認もしていきたいという方は以下の計算で日別目標を立ててみてください。
ます、直近４週間平均の曜日別売上を計算していき、それぞれ曜日別の構成比を算出します。そして、週別目標をその構成比に振り分けていきます。（大型連休などが入り込む場合は、その期間を避けたほうがイイでしょう）
月曜日５３５，０８０円→１３％→５５１，３０４円
火曜日５７６，２４０円→１４％→５９３，７１２円
水曜日５３５，０８０円→１３％→５５１，３０４円
木曜日５７６，２４０円→１４％→５９３，７１２円
金曜日６１７，４００円→１５％→６３６，１２０円
土曜日６５８，５６０円→１６％→６７８，５２８円
日曜日６１７，４００円→１５％→６３６，１２０円
週間計４，１１６，０００円
いかがでしたか？月間目標設定
本来なら、数値部分は画像を埋め込んだほうが分かりやすいのですが、試してみたら非常に文字が小さくなってしまったのでテキストでの記載としました。
私は、週間で行動を区切ることが多いので、目標設定を週間に落とし込みますが、それぞれの仕事サイクルに合わせて目標は設定する方がイイでしょう。そうです、検証するタイミングは、どのサイクルなのかを考えてください。そのサイクルの１段階もしくは２段階上の層からの目標を立てて、サイクル期間に落とし込んでいきましょう。
次回は前年比を軸に、立てた目標の数値の追いかけ方を書いていきます。
