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コンビニ加盟店は本部の労働者か?
とあるコンビニオーナーの経営談議
コンビニ加盟店は本部の労働者か?
とあるところで、とあるコンビニのオーナーをしている、「川乃 もりや」です。事情により、匿名です。とあるコンビニの元社員が仕事や感じたことを、時にはコンビニの内情のあれこれをブログにしちゃいます。みなさんお付き合い下さい。
当ブログ「とあるコンビニオーナーの経営談議」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/kawarimonoya/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
こんなニュースが流れた。
「店主は労働者」岡山判断に不服 セブン側が再審査申し立て
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2014040323444989/
フランチャイズ契約をしているコンビニ店主は、フランチャイズ本部の労働者であり、団体交渉拒否を「不当労働行為」と、認定したとのことだ。
当然ながら本部側は不服申立てをしている。
これは、行方を見守りたい興味深いニュースだ。
本誌側で少しコメントしたが(コンビニで展開されるキャンペーンが、つまらない理由)、コンビニオーナーが「労働者」と考えてしまういくつかの環境がある。
一番の理由は、店の運営に必要な事柄がすべて本部に委ねられていることだ。
商品の品揃え、価格設定、キャンペーンの企画から手配と。
店で独自にやるとしたら、陳列を工夫したり、小さなオリジナルPOPを加えるくらいだ。
人員不足の店ではそんな余裕もなく、やることは本部から言われたことだけだろう。そんな環境下にいたら「労働者」と考えるのも無理はない。
オマケに、何を勘違いしたのか、本部社員の中には、店は自分達の手先だと考えている連中もいる。
いつだか「黙ってやればいい」といった感じに言われたことがあって、頭にきた筆者は、徹底的にその社員を追い詰めたことがある(どのような追い詰め方かはご想像にお任せします)。
筆者が自身を、本部の労働者と考えないのは、お膳立ては本部が用意してくれている。それは、バイトでもできるレベルでだ。
じゃあ、バイトに基本業務すべてをやってもらい、あとは自分で好きなことをやればいいじゃないか。
そう考えているからだろう。
お陰で、このブログも続けてイケてるし、最近では、個人サイトも立ち上げた(コンビニ手稿)。
確かに、労働時間は長い。休みもない。
それでも、サラリーマン時代の訳の分からない呪縛からは、完全に開放された。
労働時間が長いと言っても、最長時間を言えば長いと言うだけで、いつも長いわけではない。24時間働くこともあれば、5時間で終わることもある。(労働時間という概念がないと言った方が早いかも)
本部の人間からしてみれば「もう少し働けよ」といった感じだろう。だけど、独立したんだから自由にやりたい。その為に、お膳立てができているチェーンビジネスを選択したんだから...
なので、記事のような「本部の労働者」には、なりたくない。今の自由さが担保されて、労働者という立場になるんだったら都合がいいけどね(笑)
でも、コンビニの契約内容に関しては一家言を持っているので、コレを機に見直せる環境ができるのはやぶさかではない。
ホームページを開設しました。
まだ、コンテンツの充実はしておりませんが、これから完成に向けて動いていきたいと思います。
コンビニオーナー向けのページとなっております。
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