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時の流れに身をまかせてはいられない
»2010年7月 2日
とあるコンビニオーナーの経営談議
時の流れに身をまかせてはいられない
とあるところで、とあるコンビニのオーナーをしている、「川乃 もりや」です。事情により、匿名です。とあるコンビニの元社員が仕事や感じたことを、時にはコンビニの内情のあれこれをブログにしちゃいます。みなさんお付き合い下さい。
当ブログ「とあるコンビニオーナーの経営談議」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/kawarimonoya/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
最近、時の流れの速さを実感している。
私が、コンビニ業界に足を踏み入れたのは、世の中に、携帯電話が普及し出した頃だった。まだ、メール機能なんていうものは付いておらず、あくまでも電話が外から掛けられるだけだった。数年後、imodeの確立によって携帯からメールのやり取りが簡易となった。手軽さといった部分・モバイル性からも、急速に携帯電話の所持率が高まったのだろう。当時、PCは持ち運びが不便だったこともあったが(灰色の公衆電話が懐かしい人もいると思う)
現在では、携帯電話はもちろん、PCも気軽に持ち運べて外からの接続も便利になってきたことより、ブログやtwitter等に代表するネットによるコミュニケーションが、世の中に広まり情報のスピードが格段に速くなった。(特にtwitterは「今」であることに取り憑かれているようだ)
しかし、ココに来てオジサンである私は、時代について行けないジレンマを感じている
元々、勉強していたわけでも無いので、PCのこともちゃんと理解しているわけではない。CPUだとかmemoryとか言われても、イマイチよく解らないし、パケット通信とか言われてもポケットを思い浮かべる始末だ(汗
基本的に新しいモノ好きなのだが、ipadなどは何をどう使えばいいのやらサッパリ(汗
若い頃は、時代の先端を追いかけてきたつもりだったが、今では、理解の範ちゅうを超えたモノを、視線からそらすようにすらなってきた(笑
店の商品についても、なにコレ?って、ことが増えてきている。
ついて行けない代表としては、ココ数年ヱヴァンゲリヲンなるものが、商品化して入荷されることが多くなってきている。オッサンとしては、最初のガンダムで知識が止まっているものだから、バイトに聴いてもよく解らない。判らないものだから、商品価値を見抜けない。すると、商品として無視してしまう。売上を逃してしまうのだ。
まだ、男性ターゲットのものなら最終的に理解出来るものなのだが、女性ターゲットのものとなるとチンプンカンプン。化粧品など、以前なら「春は口元、秋は目元」と覚えておけば良かったものだが、現在のお客様の求めているものが増えている上に、知識自体が販売主より多いのだ。
春は口元、秋は目元とは、化粧品業界の新商品発売において、春先はリップ等の口元商品をプッシュ。秋は、アイシャドウ等の商品がメインとされていた。
これは、商売人として非常にマズイ!!
今、お客様が望んでいる商品が判らないということだからだ。
10数年前までは、コンビニは新商品の導入が速い(新商品はメーカーが卸値を値引きしなかったので、定価で売っているコンビニは元々導入しやすかったのだ)と、言われていた。ある意味、情報発信源となっていたわけだが、現在の情報スピードは、インターネットには敵わない。お客様は、インターネットで情報を確認してから、店舗で購入判断を最終的に決断するのだ。お客様に情報を提供する側から、お客様の情報を検索する側に変化してきたのだ。
それなのに、私が、お客様の情報をキャッチ出来無いのでは論外だ。
それと、新商品の販売期間が短くなってきている。
以前ならば、ヒット商品1品で2ヶ月は商売出来たものだが、現在では良くて1ヶ月、通常1、2週間程で販売速度が急激に鈍化するのだ(以前から似た様な販売鈍化ではあったが、鈍化のスピードが速くなっているのです)
よって、情報のキャッチが遅れれば他店で売れたものが、当店では全く売れない現象が起こるのです。
何とかせねばと、最近では、手が空けば外出しウィンドウショッピングをしている。
しかし人は、興味のあるもの以外は、視界に入りづらく出来ているもので、ただ、ボーっと歩いているだけでは、情報が入ってこない。そこで、外出の際は、テーマを決めて歩くことにしている。
例えば、今日は「本屋に行く」と決めたら、家の周りの本屋だけを目指して行くのだ。
各物販店は、必ず、今売り込もうとするモノを目立つ所に置くので、それは何かを見ているだけで勉強になる。100%今の商売の糧になるとは言えないが、
ただ、時の流れに身をまかせているだけでは、取り返しの付かない時代になってきたと感じる今日この頃である。
私が、コンビニ業界に足を踏み入れたのは、世の中に、携帯電話が普及し出した頃だった。まだ、メール機能なんていうものは付いておらず、あくまでも電話が外から掛けられるだけだった。数年後、imodeの確立によって携帯からメールのやり取りが簡易となった。手軽さといった部分・モバイル性からも、急速に携帯電話の所持率が高まったのだろう。当時、PCは持ち運びが不便だったこともあったが(灰色の公衆電話が懐かしい人もいると思う)
現在では、携帯電話はもちろん、PCも気軽に持ち運べて外からの接続も便利になってきたことより、ブログやtwitter等に代表するネットによるコミュニケーションが、世の中に広まり情報のスピードが格段に速くなった。(特にtwitterは「今」であることに取り憑かれているようだ)
しかし、ココに来てオジサンである私は、時代について行けないジレンマを感じている
元々、勉強していたわけでも無いので、PCのこともちゃんと理解しているわけではない。CPUだとかmemoryとか言われても、イマイチよく解らないし、パケット通信とか言われてもポケットを思い浮かべる始末だ(汗
基本的に新しいモノ好きなのだが、ipadなどは何をどう使えばいいのやらサッパリ(汗
若い頃は、時代の先端を追いかけてきたつもりだったが、今では、理解の範ちゅうを超えたモノを、視線からそらすようにすらなってきた(笑
店の商品についても、なにコレ?って、ことが増えてきている。
ついて行けない代表としては、ココ数年ヱヴァンゲリヲンなるものが、商品化して入荷されることが多くなってきている。オッサンとしては、最初のガンダムで知識が止まっているものだから、バイトに聴いてもよく解らない。判らないものだから、商品価値を見抜けない。すると、商品として無視してしまう。売上を逃してしまうのだ。
まだ、男性ターゲットのものなら最終的に理解出来るものなのだが、女性ターゲットのものとなるとチンプンカンプン。化粧品など、以前なら「春は口元、秋は目元」と覚えておけば良かったものだが、現在のお客様の求めているものが増えている上に、知識自体が販売主より多いのだ。
春は口元、秋は目元とは、化粧品業界の新商品発売において、春先はリップ等の口元商品をプッシュ。秋は、アイシャドウ等の商品がメインとされていた。
これは、商売人として非常にマズイ!!
今、お客様が望んでいる商品が判らないということだからだ。
10数年前までは、コンビニは新商品の導入が速い(新商品はメーカーが卸値を値引きしなかったので、定価で売っているコンビニは元々導入しやすかったのだ)と、言われていた。ある意味、情報発信源となっていたわけだが、現在の情報スピードは、インターネットには敵わない。お客様は、インターネットで情報を確認してから、店舗で購入判断を最終的に決断するのだ。お客様に情報を提供する側から、お客様の情報を検索する側に変化してきたのだ。
それなのに、私が、お客様の情報をキャッチ出来無いのでは論外だ。
それと、新商品の販売期間が短くなってきている。
以前ならば、ヒット商品1品で2ヶ月は商売出来たものだが、現在では良くて1ヶ月、通常1、2週間程で販売速度が急激に鈍化するのだ(以前から似た様な販売鈍化ではあったが、鈍化のスピードが速くなっているのです)
よって、情報のキャッチが遅れれば他店で売れたものが、当店では全く売れない現象が起こるのです。
何とかせねばと、最近では、手が空けば外出しウィンドウショッピングをしている。
しかし人は、興味のあるもの以外は、視界に入りづらく出来ているもので、ただ、ボーっと歩いているだけでは、情報が入ってこない。そこで、外出の際は、テーマを決めて歩くことにしている。
例えば、今日は「本屋に行く」と決めたら、家の周りの本屋だけを目指して行くのだ。
各物販店は、必ず、今売り込もうとするモノを目立つ所に置くので、それは何かを見ているだけで勉強になる。100%今の商売の糧になるとは言えないが、
ただ、時の流れに身をまかせているだけでは、取り返しの付かない時代になってきたと感じる今日この頃である。