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「サービス=無料」って意味なのかなぁ
»2010年7月15日
とあるコンビニオーナーの経営談議
「サービス=無料」って意味なのかなぁ
とあるところで、とあるコンビニのオーナーをしている、「川乃 もりや」です。事情により、匿名です。とあるコンビニの元社員が仕事や感じたことを、時にはコンビニの内情のあれこれをブログにしちゃいます。みなさんお付き合い下さい。
当ブログ「とあるコンビニオーナーの経営談議」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/kawarimonoya/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
参議院選挙も終わり、色々と騒がれている消費税ですがどうなるんでしょうか。
ウチみたいな個人商店ですと、ちょっとしたことで売上が左右されますので気になるところです。
そもそも、皆さんは消費税をどの様に捉えているのでしょう
私は、消費税は「サービス料」のようなものなのではないかと、勝手に思っています。
外国では、消費税が25%なんて場所もありますが、そんな国では、医療費、学費はもちろん、老後の心配もいらないそうです。
サービスが手厚いわけですね。
そんな話を聞いて、「消費税はサービス料のようなものかな」なんて勝手に思っているわけですが、このサービス料、日本では馴染みが薄くなっていますよね。
本来は、外国のようにチップ制度が無い為に生まれてきたサービス料ですが、サービス料を大きく掲げているところは、私の周りでは見かけません。
何か、高級的なイメージがあるのは私だけではないと思います。
本日は、そのサービスのことにちょっと触れてみたいと思います。
どうしても、この話をすると、経営者側の自分とお客様との間に認識のズレが生じるというか、日本的な考えにそぐわないのかなぁと思うのですが、本日は思い切って書いてみます。
サービスを良くするにはお金がかかります。
何故ならば、サービスとは人が行なうものだからです。
例えば、自動販売機でしたら、自動販売機の購入金額は年数が経てば償却されますが、人が販売するには毎回人件費がかかり、それは、永久に無くなりません。
「でも、商品に上乗せしているんでしょ」って思うかも知れませんが、それは、現在では、少なっていています。(少なくなっているという表現は正しくないのかもしれませんが)
私が、この業界に入った頃は、お菓子で値入率(商品売価から仕入原価を引いた部分)が30%~35%あったのですが、現在では、20%~25%に下がっています。それでいて、人件費は上昇しています。サービス内容も多様化しています。
私は、非常に困った状況だと考えています。
これは、今まで日本という社会が、人の働きに対する対価を曖昧にしてきたからだと思っています。例えば、サービス残業の問題も同様です。人が動いているのにそれに対する対価を支払わないってどういうことなんでしょう。サラリーマンを辞めている今でも、思い起こすとハラワタが煮えくり返ります(笑
サービス残業という言葉が代表するように、「サービス=無料」が日本の多くの人が持つ印象だと思いますが、私は「サービス=有料」だと考えていますし、そう考えなくてはいけないのだと思います。
それで、お客様がサービスを選ぶのです。
そう考えると、色々なものがスッキリしてきます。
サービスを求めている人は、サービス料のある場所に行かれれば良いと思うし、サービスがいらない人は、安く品物が手に入ります。
労働者側から見ても、楽な仕事を選びたいならサービスを提供しない会社に勤めればいいと思います。そこには、サービス残業なんて存在しません。高給を取るのであれば、自分自身のサービスレベルを上げ高給な場所で働けばいいのです。残業をしても、サービス残業ではありません。高給取りなんですから
もちろんサービス料などで、物事全てが解決するわけではないのですが
消費税=サービス料とするならば、日本の政治は大きく変わると思います。
サービス料を払っているのに、サービスを受けられないそんな政治家には用がありませんからねぇ。消費税が高い国は、選挙の投票率が高いそうです。自分でサービスを見極めているんですね。
今回は、コンビニおやじが、政治と仕事を絡めた大袈裟な話になってしまいましたが、私は「サービス=有料」の方が、サービスを受ける側も、提供する側にとっても、良い方向に行く考え方かなぁって思っています。それには、「サービス」というものに、一定の定義を与えなければならないのかもしれません。(私自身サービスというものを、どういう風に捉えるべきか模索中であります)
※サービス料の有無が、必ずしもサービスの質の良し悪しを決めるとも思ってませんが、
そこには、色々な人の努力が有るのだと、日々ウチのアルバイトには感謝しております。
ウチみたいな個人商店ですと、ちょっとしたことで売上が左右されますので気になるところです。
そもそも、皆さんは消費税をどの様に捉えているのでしょう
私は、消費税は「サービス料」のようなものなのではないかと、勝手に思っています。
外国では、消費税が25%なんて場所もありますが、そんな国では、医療費、学費はもちろん、老後の心配もいらないそうです。
サービスが手厚いわけですね。
そんな話を聞いて、「消費税はサービス料のようなものかな」なんて勝手に思っているわけですが、このサービス料、日本では馴染みが薄くなっていますよね。
本来は、外国のようにチップ制度が無い為に生まれてきたサービス料ですが、サービス料を大きく掲げているところは、私の周りでは見かけません。
何か、高級的なイメージがあるのは私だけではないと思います。
本日は、そのサービスのことにちょっと触れてみたいと思います。
どうしても、この話をすると、経営者側の自分とお客様との間に認識のズレが生じるというか、日本的な考えにそぐわないのかなぁと思うのですが、本日は思い切って書いてみます。
サービスを良くするにはお金がかかります。
何故ならば、サービスとは人が行なうものだからです。
例えば、自動販売機でしたら、自動販売機の購入金額は年数が経てば償却されますが、人が販売するには毎回人件費がかかり、それは、永久に無くなりません。
「でも、商品に上乗せしているんでしょ」って思うかも知れませんが、それは、現在では、少なっていています。(少なくなっているという表現は正しくないのかもしれませんが)
私が、この業界に入った頃は、お菓子で値入率(商品売価から仕入原価を引いた部分)が30%~35%あったのですが、現在では、20%~25%に下がっています。それでいて、人件費は上昇しています。サービス内容も多様化しています。
私は、非常に困った状況だと考えています。
これは、今まで日本という社会が、人の働きに対する対価を曖昧にしてきたからだと思っています。例えば、サービス残業の問題も同様です。人が動いているのにそれに対する対価を支払わないってどういうことなんでしょう。サラリーマンを辞めている今でも、思い起こすとハラワタが煮えくり返ります(笑
サービス残業という言葉が代表するように、「サービス=無料」が日本の多くの人が持つ印象だと思いますが、私は「サービス=有料」だと考えていますし、そう考えなくてはいけないのだと思います。
それで、お客様がサービスを選ぶのです。
そう考えると、色々なものがスッキリしてきます。
サービスを求めている人は、サービス料のある場所に行かれれば良いと思うし、サービスがいらない人は、安く品物が手に入ります。
労働者側から見ても、楽な仕事を選びたいならサービスを提供しない会社に勤めればいいと思います。そこには、サービス残業なんて存在しません。高給を取るのであれば、自分自身のサービスレベルを上げ高給な場所で働けばいいのです。残業をしても、サービス残業ではありません。高給取りなんですから
もちろんサービス料などで、物事全てが解決するわけではないのですが
消費税=サービス料とするならば、日本の政治は大きく変わると思います。
サービス料を払っているのに、サービスを受けられないそんな政治家には用がありませんからねぇ。消費税が高い国は、選挙の投票率が高いそうです。自分でサービスを見極めているんですね。
今回は、コンビニおやじが、政治と仕事を絡めた大袈裟な話になってしまいましたが、私は「サービス=有料」の方が、サービスを受ける側も、提供する側にとっても、良い方向に行く考え方かなぁって思っています。それには、「サービス」というものに、一定の定義を与えなければならないのかもしれません。(私自身サービスというものを、どういう風に捉えるべきか模索中であります)
※サービス料の有無が、必ずしもサービスの質の良し悪しを決めるとも思ってませんが、
そこには、色々な人の努力が有るのだと、日々ウチのアルバイトには感謝しております。