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3本の棒があって赤、青、黄色のペンキで塗られています。材料は純金か木です。
»2012年7月12日
3分間ビジネスモデル
3本の棒があって赤、青、黄色のペンキで塗られています。材料は純金か木です。
DOS/V雑誌→IT系ニュース記者→ケータイ関連Webメディア創刊編集長→LifeHack系Webメディア創刊編集長→複数Webメディア発行人→スマホ事業責任者。ONETOPIボードゲームキュレーターです。Twitterアカウントは@kuzyo。
さらに、
「赤が金なら、青は木です。1本選ぶとしたらどれにしますか?」という条件がつきます。
『万能鑑定士Qの事件簿V』に出てきた、いわゆる思考パズルの問題です。
ぱっと思ったのは、有名な『モンティ・ホール問題』と似た構造じゃないか?ということです。モンティ・ホールとは、
というもの。「プレイヤーの前に3つのドアがあって、1つのドアの後ろには景品の新車が、2つのドアの後ろにはヤギ(はずれを意味する)がいる。プレイヤーは新車のドアを当てると新車がもらえる。プレイヤーが1つのドアを選択した後、モンティが残りのドアの内ヤギがいるドアを開けてヤギを見せる。さて、ドアを変更しますか?
だけど、モンティ・ホールでは新車は1台だけど、金の棒では全部が金の棒かもしれないわけで、ちょっと違う。モンティ・ホールでは、プレイヤーが選んだ後にモンティはランダムに開くわけではなく、ハズレの扉を開くことが情報の追加となるところがキモとなる。やっぱり、ちょっと違う構造のような気もする。
それでは、この金の棒問題はどう考えるか
確実に答えにたどり着くのは、場合分けをして条件によって失われる可能性を消すという方法。
3^2 の場合分けということで、8通りの可能性があるけれど、「赤が金の場合は青は木」という条件により、1と2が消される。3から8の場合を見ると、赤が金であるのは2/6、青も2/6、黄は3/6ということで、正解が黄であることが分かる。
ただ、この方法は紙に書き出さないとなかなか正確にできない。もっと直感的な解き方はないものか。
「赤が金の場合、青は木」を意味は同じに変形してみてはどうか。つまり「赤と青が両方とも金ということはない」と書き換えて考えてみる。すると、
1.赤と青、両方とも金ということはない
2.つまり、どちらかが金なのか、両方とも木である。3パターンのうち金である可能性は1つ。
3.ところが黄は、金か木。金の可能性は1/2、50%
こう考えると、紙なしでも、脳内Excelに表を展開しなくても答えが出る。ポイントは、条件の変形が頭の中でうまくできるかどうかだなぁ。