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日本のワーキングママ、頑張れ! Vol.1

日本のワーキングママ、頑張れ! Vol.1

マツムラ ユキ

仕事、家庭、子育てに自分育て。はた、と気がつけば海外生活20年。マルチカルチュラルな環境で、自転車操業的な毎日を送るワーママ。


本日から誠ブログに仲間入りさせていただきますマツムラユキと申します。誠ブログでは、異文化で暮らしている私自身の実体験も織り交ぜながら、「働く」を中心に据えたトピックで書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
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さて、早速本題。
遅ればせながら、サイボウズの『ワークスタイルムービー 「大丈夫」 』をみた。

率直な感想は、「ダンナ ハ ナニヲ ヤッテイルノダ????」。

熱が出た子供の急なお迎えも、
明日の朝、仕事に遅刻して、病院に連れていくのも、
今晩のご飯を用意するのも、
幼児保育を手配するのも、
明日のお弁当をつくるのも、
なんで、ママがひとりで全てをやらなきゃいけないの?

「今日もまた、寝れない」? ダメです。睡眠は死守せねば。働く女の基本です。
この際、ダンナはどうでもいいが、あなたが倒れたら、子供も会社も困ります。

シングルママなら、話は分からないでもない(シングルママたちの頑張り、尊敬します)。でも、コメントを読む限り、これが現実、という共働きの女性もたくさんいるらしい。 こんなせつないワーキングママ生活に甘んじている人が大多数なのであれば、若い人達の専業主婦願望が増加するのも無理はない。



関東学院大学経済学部、吉田千鶴教授による、日本、アメリカ、フランス、スウェーデン、韓国の5カ国を対象とした調査を紹介しよう。

この調査によると、子育てを非常に楽しいと思っている人の割合が、相対的に低水準にあるのは、フランスと日本の男女であった。特に日本では、この割合の男女格差が顕著であり、日本女性で「子育てを楽しい」と思っている人の割合は、日本男性のそれより低い。

そりゃそうだ。すべてを抱え込まねばならないのなら、子育てなんて、大変なだけ。何事もそうだが、楽しむには「心の余裕」が不可欠だ。


「仕事しながら子育てする人生」は、決して特別なものではない。本来、誰もが選択し得る人生である。むちゃくちゃ大変だから、一部のスーパーウーマンしか手に入れられない――そんなたいそうなものではないはずだ。

「仕事+子育ては大変!」と思うワーキングママたちよりも、「仕事+子育ては楽しい!」と言えるワーキングママたちの数がはるかに上まわる――そんな日本に、1日も早くなってほしい。

次回は、私自身の体験と、日々頑張るママたちへのメッセージをつづります。

それでは皆様、ごきげんよう。