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「ガッツ石松・ネタ」で得られる教訓と微分積分との関係
理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例
「ガッツ石松・ネタ」で得られる教訓と微分積分との関係
ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。
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今日は、ゆるい話です(笑)が、いつも気になっていることです。
以前に書かせていただきました、
「なぜ悠々間に合うのにわざわざ駆け込み乗車をするのか ~微分積分との関係」の続編のようなものです。
お笑い芸人の はなわ さんのネタで、
「急いでいる時は、電車の先頭に乗ります」
というネタがありました。
ナイスボケで、笑えますよね。
ところが、これと同じようなことが随所で起きているように思います。
例えば、駅のエレベーター待ち。
地下鉄などで、エスカレーターや階段を利用するよりも
エレベーターの方が便利かつ速い時がありますよね。
そんな時、より迅速にエレベーターに乗ろうと思ったら、
乗っている人達が速やかにエレベーターから降りてくれることが
大事ですね。
そのためには、エレベーターの前の通路を広く開けておく必要があります。
広く開けておけば、より速やかに降りてもらえて、
自分たちはよりスムーズに乗れるわけです。
ところが、エレベーターの前で待っている人達が、
降りる人達を待たずに、エレベーターの方へ押し寄せ、
通路は狭くなってしまい、
十分に広く開けておけば、2人ずつ降りられるような場合でも、
1人ずつ、1列で降りるような状況になっている場合が
多いように思います。
私がよく利用する都内某所のエレベータでは、
おそらく6~7割といったところでしょうか。
つまり、早くエレベーターに乗ろう乗ろうとする行為が、
かえってあだとなり、結果的に、遅くなってしまうという現象です。
どちらが早く乗れるかは一目瞭然ですよね。
単位時間当たりに降りる人の数(微分)が多ければ、
それだけ早く、乗れるようになるのに、
早く乗ろうとする行為のために、結果的に遅くなり、
積分で苦しむということになります。
他の例としては、長蛇の列もそうです。
早く先に行けるわけでもないのに、
やたらと、前の人にくっついてくる人って結構いるような気がします。
これはまさに、「急いでいる時は、電車の先頭に乗ります」
と同じように思います。
急いでも仕方のない時や
急いだところで何の効果も期待できないような時に、
急いでしまう、焦ってしまうというのは、
なんというか、人間の性分なのかもしれません(笑)。
それに気がつくと、意外と余裕を持って行動できるかもしれませんね。
例えば、野球で、ピッチャーゴロであれば、打球を取って、
ゆっくりファーストへ投げれば、アウトにできるはずです。
ですが、時々、びゅーんと速い球を投げてしまったり、
悪送球になってしまい、せっかくアウトにできるチャンスを
棒に振ってしまう時がありますね。
これも微積の話なので、また書かせていただきます。
微分積分の話は、以前にも書いていますので
こちら もご参照ください。