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エンジニアとして飯を食うようになってから、心がけている2つのこと

エンジニアとして飯を食うようになってから、心がけている2つのこと

島田 徹

株式会社プラムザ 代表取締役社長。システムコンサルタント。1998年に28歳で起業し、現在も現役のシステムエンジニア、コンサルトとして、ものづくりの第一線で活躍しつつ、開発現場のチームとそのリーダーのあり方を研究し続けている。

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エンジニアとして飯を食うようになってから、常に2つのことを心がけています。

ああ、すみません、ウソつきました。

初めのうちはこれが出来てなくて、よくないなと思ったので、途中から悔い改めた、というのが本当のところです。

少なくとも今の会社を始めた20代の後半からは、常に2つのことを心がけています。

一つは、エンジニアなんていう職業は、ただの黒子であるということです。

我々は所詮、何かを生み出している訳じゃないです。プログラムを書いてもそれ自体では誰もお腹一杯にはならないし、人を幸福な気分にできるわけでもないし、重いものが軽くなるわけでも、どこかに行けるわけでもありません。

どうしても誰か、そういうことが上手な人と組んで、仕事をする必要があります。そうしない限り、我々エンジニアは社会に価値を提供することができないのです。

だから、常に我々はそういう人達に使っていただく道具であることを意識していなければなりません。

そして道具は、使う人にとって「確かに便利だ」と思っていただく必要があります。

その意味で我々には技術研鑽が必要であって、決して技術が好きだから勉強して、その売り先を探すなんていうものではないです。

、、、うーん、、こんなことを言ってるから応募が来ないんでしょうかね。

でもとりあえず言いかけてしまったので、話を先に進めます。

もう一つは、エンジニアは案件に惚れるな、ということです。

世の中には面白い仕事というのがあります。有名なアイドルグループのファンクラブの会員管理システムであったり、地元のシネコンの予約システムであったり、何か今までに無いような画期的なサービスだったり。

こういうのは、友人や家族に自慢できるし純粋に「やりたいな」と思うことはあります。

ただ、プロはそういう案件の属性に惚れ込んではいけません。ファンクラブのシステムも、農機具の金型作成のシステムでも、水質汚染の計測システムでも同じように、ただ淡々と、いつも通りの仕事をするだけです。

惚れるということはいいことのように見え、実際は仕事にムラをつくることにつながります。

料理人、建築家、あるいは医者であっても、一人のお客さんや患者さんに思い入れてしまうと、他のお客さんへの仕事が疎かになります。

そういうのはプロの仕事じゃないですし、横を見て適当な仕事をされたと感じたお客さんは「ふざけんな!」となるでしょうし、トータルでの社会への貢献度では、淡々と仕事をする人間の方が高いと思います。

「面白い仕事をする」のと「楽しく仕事をする」のは別です。どんな仕事にも惚れ込まず、楽しく仕事したいものです。

...これもまた、賛同できない方も多そうですが、ただ、これが受託開発のエンジニアだと思ってまして、創業以来、私はいまだに現役でSEをやらせていただいてますが、十分楽しくやらせてもらってます。

いや、社員はどうなんでしょうか。

たぶんきっと社員もそうです。


追記

★現在、プラムザではシステムエンジニア募集しています。
 今回は、未経験者をメインターゲットにしています。


 もちろん経験者も歓迎です!