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美人過ぎはしない女性社長の広報セミナーに行ってきた
»2013年6月20日
そろそろ脳内ビジネスの話をしようか
美人過ぎはしない女性社長の広報セミナーに行ってきた
株式会社プラムザ 代表取締役社長。システムコンサルタント。1998年に28歳で起業し、現在も現役のシステムエンジニア、コンサルトとして、ものづくりの第一線で活躍しつつ、開発現場のチームとそのリーダーのあり方を研究し続けている。
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みなさん、広報と広告の違いを知っていますでしょうか?
実は、私はよく分かってませんでした。
なんでしょう?企業広報というと「木を植えています」とか「地球温暖化ガス排出削減に努力しています」とか「あたまが真っ白になってしまって残り物出してました、サーセン」とか言うイメージでしょうかね。あ、最後のはただの謝罪会見ですか。。
一方、広告は「こんな商品出しました」とか「新しい料金プラン出ました」とか「聞くだけでみるみる英語が上手くなる」とか言う感じでしょうか。
マーケターの方々から「そんなんでよく経営者やれてますね」と呆れられそうですが、少なくとも私はそんなレベルでいました。
そんな私が、先日、株式会社ネットワークコミュニケーションズ主催の「広報部門の立ち上げ方教えます」というセミナーに参加してきました。
広報って、なんなのか。
そして、この岡田社長にそれが語れるのかと。
この方は誠ブログの幽霊ブロガーで、ほとんど飲み会にしか出てこなく、上記リンク先を見ると、ものすごい美人のキレ者社長に見えますが、実はそれほどでもなく親しみやすいタイプで、シュートボクシングとかやってる粗暴者スポーツウーマンで、「得意技は、相手の頭抱えて顔面膝蹴りですわ」とか言ってるガハハオヤジギャルキャラでしたので。まあちょっと怖い物見たさで参加してきました。
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すると意外や意外。きちんと筋の通った主張をされていました。まあさすが、これで飯を食べてるだけのことはありますね。。
1時間半くらいぶっ通しで語られていた内容をざっとまとめますと、たぶんこういうことです。
- 広報は広告とは違い、企業の真の姿をアピールすることです。
- 直接売上に結びつかないこともありますが、大事なことです。
- 広報のメインの活動は、メディアの巻き込みで、そのためにはプレスリリースが欠かせません。
- プレスリリースの打ち方にはコツがあります。
- (今からお前ら素人にその辺みっちり教えてやるからよく聞け)
- プレスリリースだけじゃなく記者に直接コンタクトを取る方法もあります。
- メディアの方々とよい関係が構築できていると、何かと取り上げてもらえます。
- みなさんの知ってる、「あんな会社」も「こんな会社」もとても上手です。
- (お前ら素人が書いたようなプレスリリースを見せるからちょっとみてみろ)
- これだと、なかなか相手にされません。
- 頑張れば自分でもできますが、プロに頼んだ方が早いし確実です。
- (というわけで、仕事ちょうだい)
と。
( )書きは、私の行間読取り能力によるコメントです。
なるほど。とても筋道立った話し方で分かりやすかったです。実際に自社のアピール素材を考えてみるようなコーナーもあって、よかったですね。
こういうのは、具体的に自社に当てはめてみないと実感沸きませんから。
ただ実は、私は、一連の説明を聞きながら何か違和感を感じてました。
小さい会社なら直接売上増につながらないのはのんびりすぎる!
まず目指すは売上増だろう!
と。
そのためには営業で、そしてそのためのアクションとして広告宣伝がある。バナー広告出したり、飛び込みメール打ったり、ランディングページ用意したり、これらすべて直接的な売上増を目指すための行動。
それでもし余裕が出たら、広報もいいかも知れないけど。。
もし、プラムザの創業3年目に、岡田さんに出会ってこの話を聞いて、広報をやるかというと、やっぱりやらないなあ。
ちなみに、この時点で「木を植えています」は広報の本質ではないことは分かりました。
こういうのですね。
なぜ、JINSは成長し続けることができるのか?
こういうカッコイイ主張を日経系の雑誌や業界紙とかに載せてもらうわけですね。
記事広告ではなく、取材記事で。(←これ大事)
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で、懇親会になり、ビールを3杯くらいいただきまして、それでも違和感がどうもぬぐえないので白ワインもいただきまして、帰りの電車の中で、頭のデフラグかけているうちにちょっと分かってきたことがあります。
岡田さんの相手にしている小さい会社ってきっとベンチャーなんだと。
ベンチャーは、会社とサービスの知名度を上げることによって売上がアップする。逆に言うと、知名度がないサービスは、どんなに実際はよかったとしても試してさえももらえない。
自分で「うちのサービス、いいですよ」というのが広告ですが、それではなかなか信じてもらえなくて、メディア様に取り上げてもらって初めてみんなに信じてもらえる。それが広報というものでしょうね。
また、ベンチャーの場合、物を売る以上に大事なのが資金調達で、メディアの多くに出現することによって、ベンチャーキャピタル(VC)からの注目もいただけるでしょう。だから、「これ、いいですよ、買ってください。」ではなく「こういうポリシーでやってます。」と経営方針をアピールした方が、販売面でも資金調達面でもメリットが大きい。
そういうことなんでしょうね。
わたしの会社はちょっとおかしくて、生まれたときからベンチャーじゃなくVCから資金調達をしようという意図はまったくなく、お金がほしければ銀行を襲おうから借金しようというスタンスですから、まず後段のモチベーションがありません。木を植えても、お金貸してもらえませんから。
また前段の話では、システム開発は売り物が人間の作業で、入社した社員を売れる状態にまで引き上げるのに1年とかかかるので、突然仕事が増えすぎてコントロール仕切れなくなるのも困るんですよね。
仕事が無くなりそうなときに単発で営業広告を展開する方がやりやすいです。
そもそもが、広く一般に買ってもらうような商品でもありませんしね。
私が広報というのをあまり考えて来なかった理由はこの辺にある気がします。
広報ではFacebookやtwitterを効果的に使いましょう
広報では他者からどう見えているか、どう見せたいかをよく考えましょう
みたいなことも言われましたが、私はFacebookはほとんどリードオンリー(あとメッセージのやりとりだけ)ですし、twitterは最悪ですこれ。こういうのではなんの効果もないですね。うすうす分かってはいるんですけど。
それはさておき、先日のセミナーには岡田さんに実際に広報のお手伝いをやってもらったという社長も来ていて、1万人の集客を目標にしていた皮革製品のイベントで2万人も集まったらしく、とても感謝されてました。
まったく、ミラクルだぜ...。
と。
うちも、販売の方はともかく、採用で苦労していたのは広報不足というのがあるかも知れません。
岡田さんにちょっと弊社の開発スタイルについて話をしたら、「SEが全員文系出身で、開発を内製にこだわってるって2点だけでも、十分取り上げてくれるんじゃないですかね!」と言ってもらいました。
うーむ。採用面では確かに考えていった方がよさそうですね。
しかし、広報か。
あまりメディアの人と仲良くやれた試しがないなあ。。あ、ITmediaもメディアか。それならちょっとは大丈夫かな。。
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ちなみに岡田社長には今度、シゴトビトの方にもご登場頂くことになりました。乞うご期待。シュートボクシングの取材行きます。
ただなんか同じジムにrenaさんという超かわいい格闘家がいらっしゃるというので、そちらの特集になってしまったらすみません。