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一人でも生きていける力について
»2011年7月10日
そろそろ脳内ビジネスの話をしようか
一人でも生きていける力について
株式会社プラムザ 代表取締役社長。システムコンサルタント。1998年に28歳で起業し、現在も現役のシステムエンジニア、コンサルトとして、ものづくりの第一線で活躍しつつ、開発現場のチームとそのリーダーのあり方を研究し続けている。
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私はこれまで、この誠ブログで、サラリーマンは会社が潰れたって図太く生きて行けるだけの力をつけるべしと言ってきました。
会社の敷いたレールに沿って生きていれば、楽ではありますし、短期的には上司から褒められ、給料も上がるかも知れませんが、今のこのご時世です。もし会社が潰れてしまった際には、他の会社に対してなにもアピールできるものがないとか、たとえあったとしても「自分はレールを敷いていただければ、その通りにやっていけます」というだけでは、年を重ねるごとに転職は厳しくなっていくでしょう。
生真面目というのは、若い人の特権であり、年を取ってくるとどうしても「自分で考えることを放棄した人間」と取られてしまいます。
だから、自分の頭の中できっちりとビジネスを立ち上げ、その経営方針のもとに、サラリーマンと言う仮面をかぶり、そこでPDCAを繰り返すような努力をすべきと思うのです。
ただこれは、他人など信用せずに一人きりで生きて行くのがよい、と言っているのではありません。
とかく人は、自分の能力を上げることで、キャリアパスが安定すると思いがちです。人に頼らず、自分でなんでもできるようになることが、つぶしのきくキャリアと勘違いしてしまいます。
でも一人でできることなんてタカが知れています。
組織に頼らず一人でも生きていける力をつけると言うことと、孤高の芸術家のように一人きりで生きることは違います。
精いっぱいの努力をしても、群れで暮らす人間は、所詮群れの中でどういったメリットを出せるか、でしか評価されません。
人は一人で生きられないことを認めるべきです。そして群れの価値を高める努力をするのが、自分の価値を高める一番の近道であることに気づくべきです。
個人の能力を高めて、そのパフォーマンスの対価としての報酬を求める指向性は、本質的に間違っていると思います。そもそも個人のパフォーマンスは定量的に計れませんし、計れるような仕事であれば群れにとって大した仕事ではないと言えます。
自分の出来ない(不得手な)ことは、出来ないと言って誰かに頼る。これはかなり勇気のいることですが、そうすることで、相手も胸襟を開くものです。
心の底から人に頼ることのできない人が、心の底から人から頼られることはないでしょう。
そして、「この人がいないと、オレは生きられないんだ」という人がたくさん居れば居るほど、人生(...失礼、人生を語るには若すぎました。。)個人を取り巻くビジネスは安定すると思うのです。
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