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ソーシャルメディアとビジネスの幸せな関係

ソーシャルメディアとビジネスの幸せな関係

小林 利恵子

楽しい学びの場、ワクワクするコンテンツのプロデュースを提供する株式会社オプンラボの代表。 「考える」のではなく「感じる」気づきの場としてのセミナーや研修の企画・プロデュース。強烈な魅力のある個人のコンテンツ作りを得意とする。

当ブログ「学びの体験を創造する ~ セミナー事務局考」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/opnlab/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


最近「ソーシャルメディアはビジネスに効果があるか」というテーマの座談会を2件企画し、同席をしました。一方は、関西系のテーマパークのマーケティング担当者、もう一方は老舗の映画会社の広報担当者です。


いずれも最初に「現段階ではソーシャルメディアはビジネス的な効果がない」とばっさり。


この2社にとっての効果はいずれも「来場者数が増えたかどうか」ということ。短期間で多くの人に知ってもらい来場を促進するのは、やはり万単位の人にリーチする「マスメディア」が効果的だといいます。


ただし、決して2社ともソーシャルメディアに取り組まずに「効果がない」「今後もない」と話しているのではなく、取り組んだり、競合他社を調査した中における「現時点」での話をしています。


例えば、全国でロードショーする映画は、映画館まで足を運んでもらうためには、テレビなどマスメディアでの宣伝は必須で、ソーシャルメディアがきっかけで映画を見に来たというケースは割合としてまだまだ少ない。しかし、全ての映画に効果がないということではなく、単館ロードショーをするような小規模な映画館は、その箱(映画館)自体にファンがついているので、ファンとより深い関係性をきずいたり、イベントを告知するのはソーシャルメディアが力を発揮するとのこと。


映画クーポン共同購入サイト「ドリパス」では、映画館と映画を組み合わせた企画を提案し、一定人数に達したら上映します。そこで上映が決定する映画は、やはり映画館と映画の内容がフィットしているものだといいます。


映画会社の方は「映画やキャラクターで結局ヒットするのは、自社が費用をかけて心血注いだ作品。ソーシャルメディアというツールに追いかけられずに、何を伝えたいかをしっかり考えることが大切」と話します。


多くの企業が、ソーシャルメディアに対して試行錯誤しながら取り組んでいます。すぐに成果がでるものではないけれども、始めてしまうと人件費もろもろ結構コストがかかります。そして、はじめないとその特徴やメリット・デメリットはわからないソーシャル。迷ったら先人の知恵を借りる。先に取り組んでいる人の話を聞いてしまいましょう。


ということで、opnlab で企画したセミナーの紹介になりますが。


6月23日に、東映の経営戦略に携わる松本拓也氏が、東映のトリプルメディア戦略について語るセミナーがあります。冷静に現状をみながら、「ものを作る」企業として、どのように「マス」や「ソーシャル」のバランスをとって情報を外へ発信し、そして中の人(社内の人)たちとも会社のミッションを共有していくか、などをお話いただきます。率直で楽しい人柄で、なおかつスイーツ番長でもあります。(セミナーではスイーツの話はありません)


ツール活用から、コンテキスト伝達の時代へ 

「BtoC企業の戦略的トリプルメディア活用」

日程:6月23日、参加費:無料

https://www.ashisuto.jp/seminar/?id=5932



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株式会社オプンラボ 小林利恵子
http://www.opnlab.com
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