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ツイッター学概論 その10「飲食店事例研究②パクチーハウス」
あ~あづい・・・・・。
皆さんは、うだるように暑い真夏に、冷えたビールを片手に食べたいものは何だろうか?
枝豆。冷奴。焼き鳥。それもありである。だが、私の場合、断然「タイ料理」。それもパクチーが山盛りで思いきりピリ辛な「タイ料理」が食べたい!・・・と思っていたら、先週末、ツイッターで「パクチーハウスで立食イベント」の回覧が回ってきた。
「パクチーハウス」といえば、知る人ぞ知る世界初の「パクチー専門料理店」→独特のスパイシーな香りを持つパクチーはタイ料理に欠かせない→
きっとおいしいタイ料理が待っているに違いない→と、暑さも緩み涼しくなった夕方、そそくさと経堂にあるお店に出かけた。
農大商店街沿いにあるお店に入ってみると、ワンフロアに50人以上の人が集って大盛況!会費3500円の安さなのか美味い店と評判だからか、すし詰め状態の中、どんどんパクチー入りの料理がテーブルに振舞われて、そこに皆が群がって食べる食べる。
パクチー入り豆腐サラダ、パクチー入り牛筋(?)サラダ、パクチー入り春巻き。トムヤムクンには好きなだけパクチーを振りかけてもいい。
ああパクチー好きにはたまらなんなあ、と思いながらふと見ると、店の片隅に知った顔が。
知り合いの今泉さんであった。この店で「美女対談」のUstream中継をするはずだったが、「周りのしゃべり声が大きすぎてUstができない」と立ち往生していた。なるほどこの轟音のようなおしゃべりの渦の中ではとてもUstなどできなかろう。
そこに「この店でバイトがしたい」という青年がきたので、二人で店長のパクチーさんのところへ。
手食文化を普及する日本手食協会(NHK)の会長もしておられるパクチーさんの噂はかねがね聞いていた。きっと頭にターバンを巻いたヒッピー風なおじさんに違いないと思っていた私は、「パクチーです」と挨拶した黄色いTシャツの彼がさわやかできさくなお兄さんだったのでびっくりした。
パクチー店長によれば、「この店はタイ料理だけでなく、インドや中近東などパクチーを使うすべての国の料理を扱っている」のだそうだ。パクチーさんがめざすのは「手食文化」を日本に広げること。世田谷区の保健所のお墨付きを得て、区内の小学生に手食料理を振舞うという試みをしている。
「手で食べれば、 食べている料理の堅さや柔らかさ、熱さがじかに分かる。世界の人々の半分は今も手食だし、サンドイッチも寿司も手で食べるでしょう。もっと手食の楽しさを伝えたい」とパクチー店長。
こうやって熱く夢を語れる飲食店の店長っていいですねえ。出入り自由、気軽にエスニック料理を食べながらワイワイ騒げるというのもいい感じ。ご飯も抜群においしかったし。
・・・とここまで書いてようやく気づいた。しまった。
食べるのに一生懸命で、肝心の料理の写真を撮ってくるのを忘れてた!
ゴメンナサイネ、パクチー店長。