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053.【自分の事】転職の兆し

053.【自分の事】転職の兆し

佐藤 洋之

1967年生まれ、神奈川県横浜市在住。ひょんな事からIT業界に努めて四半世紀、嫁と子供2人、あとメス猫一匹を抱えて、日々奮闘しているエンジニア(??)です。趣味はバイクと読書。IT業界の事、仕事の事、趣味や日々の雑感などについて、これから書いていきたいと思います。

当ブログ「IT雑貨屋、日々のつづり」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/satou55_makoto/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


いやー、この間、記事を書いたと思っていたら、もう八月もお盆休みの時期になっていました。

佐藤@IT雑貨屋です。

年明け早々から本業の方が多忙を極め、自宅に帰るとPCを開く余裕もありませんでした、というか正確に言えば、個人的に取り組んでいた事も多く、土日にはその事で図書館へ行ったり、文書を書いたり、場合によっては書籍を読み込んだりしていたので、こちらの記事を書く余力が無かったというのが、正直なところです。

さて、ブログを再開するに際し、「自分の事」について続きの記事を書いていきたいと思います。

前回、HDDがクラッシュした事「048.【自分の事】納期前のHDDクラッシュ」を書きましたが、その後も何かと私と同僚が実作業の中心になり、仕事を進めていました。四人の開発要員とは言っても、役職で言えば課長一人に主任が一名、そして社員が私と同僚の2名というところ。実際のコーディングやテスト等は、私と同僚の2名で何とかこなしていました。
そんな状況で日々の業務のさなか、同僚が「どうせなら、一緒に仕事を立ち上げないか?」と相談してきたのです。

聞くところによると、以前に会社にいたある上司(私にとっては上司ですが、どの同僚にとっては学生時代の先輩)が、会社を自分で立ち上げていて、いま人を募集しているとの事。ひそかに同僚がその先輩に相談したところ、「佐藤君が一緒に来るなら事務所の費用を出しても良い」という事だったそうです。

当時の僕はOS/2の技術的な事、またDOS/Vのハードウェア制御、NECのハードウェア制御に加えて、デバイスドライバの開発も手がけていた事から、MS-DOS/DOS-V(と言っても、今の人達には解るかなぁ・・・)のシステム構成も粗々理解していたので、どうやら新規に会社でアプリケーション開発を取り組むために、その基礎的なところを任せられる人物を探していたようで、自分の預かり知らないところでその様な話しが進行していた様でした。

同僚が私に提示してきた条件は、元上司が立ち上げた会社は埼玉なのですが、その「開発分室」という位置づけで事務所を横浜近辺に開設、その際の費用は会社負担とする。そしてその事務所は独立採算として業務を行い、仕事の裁量は私と同僚の2人に任せる。そして給料は年俸制。

当時の私は二十三歳、まだ若気の至りも多い年齢ですが、自分の力を試したいという思いも沸いて出てきました。

ときは1990年初め、世の中はバブル景気真っ盛りの時代。

ソフトウェアの世界でも、DOS/VやOS/2などの新しい技術も出てきていた時代です。そしてその中で多くのソフトウェアベンダが起業されていた時代でした。

「話しはとても興味深いんだけど、今の仕事もあるからな。もう少し考えさせてくれないか?」

私は同僚にそう伝えて、当面、回答は保留し、自分自身がこの業界で今後どの様に生きていけば良いのかを考えながら、日々の業務に取り組んでいました。

そんな中、些細な事ですが、会社の中である事が起きたのですが、それは次回に書いて見たいと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
これからもIT雑貨屋を、よろしくお願い致します。