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014.【雑感】定年退職制度について

014.【雑感】定年退職制度について

佐藤 洋之

1967年生まれ、神奈川県横浜市在住。ひょんな事からIT業界に努めて四半世紀、嫁と子供2人、あとメス猫一匹を抱えて、日々奮闘しているエンジニア(??)です。趣味はバイクと読書。IT業界の事、仕事の事、趣味や日々の雑感などについて、これから書いていきたいと思います。

当ブログ「IT雑貨屋、日々のつづり」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/satou55_makoto/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


年明けてからも様々とやりたい事を考えながら、実際には中々実行に移すことが出来ず、もどかしさを日々感じてしまっています。通勤途中に本を読みながらイロイロ考えたり、家に帰って文書を考えたり・・・しまいにゃ娘から「パソコンばっかりいじっている」と先日叱られてしまいました・・・(T_T)

そんな時間貧乏な佐藤@IT雑貨屋です。

最近少し耳にしたのですが、厚生労働省は2013年までに「65歳まで雇用義務付け」の方針を打ち出したようですね。
今はまだ「60歳定年制度」ですが、これによって多くの企業が「65歳定年制度」に切り替わっていくのかもしれません。でもこれって年金支給逼迫にともなう年齢の引き上げでしょうか?(恐らくそうだとは思うのですが)よく解らない話です。

まあ私なんかは、年金をあてにしていませんので、今のうちから「死ぬまで仕事で頑張らなきゃいかんだろうなぁ・・」と考えていますし、定年なんていうのは考えた事がありません。

私の父親は、地元大手企業に30年間勤め上げた人間でした。某大手鉄道会社なんですが、その会社がまだ中小ローカル鉄道の頃に入社して、必死に頑張って60歳で定年を迎え、その後はノンビリ年金暮らしをしていました。
 でもその愚息の私はそんな生活は無理かなと。

しかし私が仕事をしているIT業界では、単純に年老いてまで第一線のエンジニアというのは、かなり厳しいと思いますので、そのためにどの様なキャリアパスを歩んでいくのか様々な事を思案中です。

まさか年老いてまでシステムエンジニアというのも、かなり無理があるであろうし、実装作業をするプログラマでいるなんていうのは、ほぼ不可能に近いと思います。
それこそPCの前で老衰で殉職なんて、、、絵にならないでしょう。

しかしこの先、やはりこの業界で仕事は続けたい。というか、この業界で仕事をしていく以外に選択肢は無いかもしれません。だって、この年齢で「俺はパイロットになるぞ!」と言っても、周囲には冗談としか聞こえないだろうし、頭もついて行かず、そもそも体が付いていきません。

そう考えてみると、どういう仕事があるんでしょうね。今の自分にとって、結構大きなテーマです。

しかしこの「65歳までの雇用義務づけ」ですが、この先さらに「70歳まで雇用義務づけ」となり、最終的には企業の中に定年制度というものが無くなっていくという事も考えられるかもしれないですね。

そもそもある年齢で定年を迎え、第二の人生を歩むという、私の親たちの時代では当たり前であったライフプランという事も、これから見直されるかもしれません。でもそうなったからといって、どこの企業でも定年無くなり、それこそ死ぬまで正社員として雇用し続けるという事もあり得ないと思うのですが、いかがでしょうか。

つまり年齢による定年ではなく、企業として戦力とならなくなった時点で、退職勧告されるという事になるかもしれません。もしそうなった場合、正社員という立場であったとしても、ある一定の年齢まで雇用が保証されるという事ではなく、雇用も今より流動的になるという事があるかもしれませんね。

そうなるとやはり、自分自身が現役でいる限り「会社を通じて社会に付加価値を提供し、利益を会社にもたらす」という事を、いまより強く求められるのではないでしょうか。

こんな事をつらつらと考えながら、私自身、どういう事がこの先できるのか、そしてその為に今何を為すべきなのかを考えています。

やはり時代は大きな転換点を迎えているんですね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
これからもIT雑貨屋を、よろしくお願い致します。