毎度おなじみ（？）となりましたオファーネタですが、今回は同じく誠ブログで連載を開始されました「あいだ・たかを」氏からのご依頼。依頼内容は「ディベートについての記事を書くので、コーナー名を考えて欲しい」とのことです。

僕はディベートの経験が無い（俗にいう「イロハも知らない」）門外漢ですので、まずはあいだ様から基本情報を頂きました。私が頂いた情報は、①あいだ様の経歴、②連載についての説明の２つです。

さあ、これらの情報を基にブレストするわけですが、今回のお題は私の未経験分野である「ディベート」。。。果たしてあいだ様にささるタイトルを考えることが出来るのでしょうか？今からディベートについて文献をあさる時間もない。。しかも今回（ブレスト課題の〆切である１０月初旬）は、所用で地元に高速バスで移動。。ということで、

という、「水曜どうでしょう」の企画のようなブレストとなりました。バス拘束時間はおよそ５時間。その間、果たして「タイトル」をたくさんブレストすることができるのか？

　　　　　

都内某所。雨の降る中、高速バスの停留所へ。まわりには同じく地方に帰る方々。バスは学生が利用するものと思っていましたが、意外とビジネスマン姿の方もたくさんいました。某デパートの袋を持っている人もいれば、「ル」で始まるブランドの袋を持っている方、「コ」で始まるブランドを持っている方もいました（観察しすぎですねハイ）。

　

さて車内。隣の人の荷物が多く、やや圧迫され気味。よく新幹線に備え付けてあるテーブルが付いていなかった（！）。ということで、急遽膝の上にメモを置いて書き込むことに。こういうとき、分厚いノートは役に立ちます。ちなみに私は「無印良品」の単行本ノート（２１０円）を使います。お勧めです。

さあ、ブレスト開始。制限時間が５時間しかないので、車窓から見える草木に目をやっている暇などありません。たとえ隣をかっこいい「プジョー」が追い越していったとしても、たとえ「面白い名前のラブホ」を発見したとしても、ブレストをやり続けないとならないのです。

ブレストを開始するにあたり、まずは「キーワード」となるものを挙げます。ディベートであれば、「ロジック」、「コラム」、「実戦」、「武器」、「対話」などです。これらのキーワードをとりあえず頭のなかに並べ、それらを組み合わせてタイトルにならないかを考えます。

あとば、それらキーワードから連想される言葉を紙に書き出し、タイトルにしていきます。これが自己流のブレスト方法です。

トステムビバの看板が見えたり（住生活グループの力は凄いですね～）、謎なグルメの看板が見えたりする車窓を尻目に、ひたすらタイトルをブレスト。最近のキーワードから、死語までを思い返します。語感を大事にしながら、それらの言葉を組み合わせていきます。一見関係なさそうな分野の言葉が意外と「ささる」可能性が高いので、ジャンルを絞らずに考えていきます。

さて、サービスエリア（ＳＡ）に到着。ＳＡでは糖分を補給できるものを購入します。私は「リボンシトロン」を買いました。ＳＡのジュースは高すぎます（苦情）。おみやげのお菓子のサンプルをつまみ食いしながら、雑誌コーナーへ行き、見出しをチェックします。ここから生まれるタイトルも意外とあるのです。

そしてバスに戻りました。運転手が焦っているらしく、意外と早めに出発。雨だからね。

さあ、ブレスト再開。

気付いたら寝ていました。およそ１時間。これはまずい。致命的なタイムロスです。

残りの数時間で一気にブレストしなくては！天高く馬肥ゆる秋に、fly high!

バスが料金所に差しかかる頃。ブレストはなんとか完了しておりました。中には突飛なものが多い（ブレストはそういうものです）ですが、その全部をご覧ください。ちなみに４時間で５０個ブレストしました。

【お題】「ディベート」についてのコラムのタイトル案

【ブレスト速度】　５０個／４時間

（以下、ブレスト内容です）

さて、以上５０個のブレストを後日あいだ様に提出しました。

その結果、「白熱のディベート教室」が選ばれました。

（次点に挙がったものは以下のものです。）

依頼者視点だと、「武器」や「～術（メソッド）」といった言葉がささったようです。

しかし、やはりディベート＝ハーバード白熱教室と連想する方が多いということで、秋元康風に「オマージュ」させて頂きました。

今回は時間制限（あと「拘束される」という場所の制限）という制約の中でのブレストでした。

実際は制約の多いなかでブレストをすることが多いのも事実。限られた中で求められるものを出すということが、求められているのかもしれません。

ご依頼下さったあいだ様、本当にありがとうございました！