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続 本気で社会人からアナウンサーになるためのスクールの選び方

続 本気で社会人からアナウンサーになるためのスクールの選び方

山森 貴司

早稲田大学商学部卒 元Jスポーツアナウンサー、元群馬テレビアナウンサー兼記者。テレビ番組プロデューサー、たばこ広報団体事務局長、エネルギー広報団体、不動産会社広報PRを経て、PR会社勤務

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こんにちは!元群馬テレビ、元Jスポーツアナウンサー、現オンズコンフィアンス広報の山森貴司です。

 

前回はアナウンススクールの善し悪しについて話しました。まだ書き足りないので、今回は予定を変更してアナウンススクールの選び方パート2ということで書きたいと思います。

皆さんどうですか?結構お金がかかって大変だなあ、と思われたのではないでしょうか?

 

しかし、お金をあまりかけなくても、アナウンサーになる方法は、あります!

前回最後に紹介した、元局アナがやっている個人塾は、費用が安く、先生も親身になってくれるのでおススメです。

例を挙げると、元日本テレビの若林健治さんがやっている「若林健治アナウンススクール」は、少人数制ですし、費用が非常に安いので一押しです。別に回し者ではありませんよ。私自身は当時若林さんに相談をしたところ、何回も無料で教えてくれました。

他のアナウンススクールよりも間違いなく厳しいですが、その分内定率が高いです。

私が群馬テレビに内定した時も、居酒屋でお祝いしてくれました。

他にお勧めする理由は、元キー局の局アナということで、実力がはるかに上ということです。各県には地方局がありますが、それらはネット局といって自社制作番組が極端に少ないのです。

東京のキー局、大阪、名古屋の準キー局、広島、福岡、札幌、仙台の基幹局、ネット局の順に自社制作番組が少なくなっていきます。例外は私がいた群馬テレビや、サンテレビなどの独立局です。こちらは予算は少ないですが自社制作番組は多いです。

ネット局になると、平日の出番は、21:55からの3分ほどのニュース、天気予報しかない、ということもあります。これでは本番が少ないので、実力差がどんどん広がっていきますよね。

若林さんは、プロレス実況で古館伊知郎さんと人気を二分していましたし、ナレーションもとてもうまいです。ラジオ日本に出向もしていますので、ラジオもお手のもの。

検索をして、一度会って相談してみることをお勧めします。

これはあくまで私の主観ですので、あしからず。

 

他にお勧めなのは、自分がやりたい分野に特化したスクールに行くということです。

社会人からアナウンサーになる場合、求められるのは即戦力であること。

私は普通のアナウンススクール、結婚式の司会講座、実況講座、ナレーション講座などかなり通ってしまったため、莫大なお金がかかりました。

やりたいことが決まっている方は、専門の講座に最初から通ってしまうのも手です。

基礎がないのはすぐに指摘されますので、そこは頑張って自主練をすればいいんですよ。

今でこそ「ヒトカラ」のように一人カラオケができる場所があるので、そこで発声練習もニュース読みもできますから。私の時は恥ずかしかったですが一人でカラオケに行って練習していました。

 

一人で練習するのは思った以上に気力を使います。社会人ですから仕事後に行くわけです。モチベーションを常に高く持っていないと続きませんし、そこで諦める人はアナウンサーにはなれません。

実況の練習なら、プロ野球やJリーグは入場料が高いですから、アマチュアの大会を調べて、練習をしに行くのです。ただでさえ観客が少ないですから、声が響いて恥ずかしいんです。

でも、夢のためです。頑張ってください。

私は文化放送のスポーツ実況講座に通っていましたが、そこでよかったのは、実際の放送席で練習させてくれたり、個人的なコネでプレスパスを貸してくれたので、プロ野球もしょっちゅう練習に行けたことです。

 

そうそう、社会人の場合、コネは効かないと思ってください。求められるのは即戦力なので。

 

これは次回にも話しますが、フリーアナウンサーとして事務所に入ると、そこでのレッスンがある場合もあります。私がいたタイムリーオフィスという事務所は良心的で、1回1000円でレッスンしてくれました。事務所によっては1か月2万とかとるところもあるので、そこは見極めてください。セントフォースのような事務所だと、力があるので、仕事は取ってきてくれることもありますが、そのほか数多ある事務所に所属する場合、仕事はほぼすべてオーディションで決まります。オーディションへの交通費も自前です。

そのあたりのお話は次回に。

 

では、アナウンサーを目指している社会人の皆さん、必死に、夢を見失わないで!