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死を身近に感じないと動き出せないということだろうか?(#162)
当ブログ「ビジネスライターという仕事」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/toppakoh/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
変な意地やしがらみで踏ん張るのではなく、自分の生き方を貫くことを考えよう。
●解説
私には、毎日を黙々と生きて、淡々と死んでいくというのが、一番美しいように思えます。
宮沢賢治が「雨ニモ負ケズ」で表現したかった人生観はまさにそれのように思います。
しかし、このように生きることはもっとも難しい(ゆえに尊い)。
私のような弱い人間には到底無理な境地です。
だから、次善の策は、できるだけ後悔のない生き方のように思います。
私自身は、40歳を過ぎて、人生の半ばがとうに終わったという自覚をしてから、ようやく踏み切ることができました。
私の場合はそれが独立でした(それでも独立後5年近く、こんなはずじゃなかったと悩み続けました)。もちろん独立・起業だけが後悔のない生き方ではありません。
組織にいて、本当の意味でのベストを尽くす生き方のほうが、私のようなある意味逃避のような独立より、絶対にかっこいいと思います。
●裏解説
とりとめのないことを今日は書きました。
私の脳裏にあるのは、黒澤明の『生きる』です。
『生きる』の面白さと哀しさは、観客である我々があれだけ感動しているのに、登場人物たちは木村という職員を除いて、誰も渡辺の死に様に感銘を受けていないということです。
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