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「分かってくれない」と嘆くより、「分かってくれないからこそ」(#221)
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Q)一生懸命改革・改善に取り組んでいるのに、そんなことをやっても意味がないよという人や、的外れな批判をする人ばかりでいやになります。どうしたらいいでしょうか?
いやあ、分かります。というのは、このところ、私もまったく同じことで、悩んだり、ときにはやる気を失ったりしていましたから。
この悩みを、私は昨晩、所有していたことさえ忘れていた本に解決してもらいました。
その本とは、『ここから会社は変わり始めた』(柴田昌治編著・日経ビジネス人文庫)。
なぜ、こんなところに?という場所においてありました。ふだんまったく気づかずにいたのですが、悩んでいたので目に留まったのでしょう。
たくさんの事例が載っているのですが、その中でもいちばん心に響いたのは、ある企業の風土改革プロジェクトのリーダーである係長の言葉でした。
時に、多くの評論家的意見に腹が立つこともあるが、あまり怒らないことが肝要である。評論家や「こんなことやっても無意味」と思うひとがいればこそ、世話人である自分の存在価値があるともいえるのだから。
(前掲書より引用)
何かしようとすると、必ず出てくるのが評論家や批判者。
評論や批判を聞いていると、実践者は、腹が立つこともあれば、悲しくなることもある。
まあ、自分が評論家や批判者のときも多いわけで、そこは棚上げしているわけですが、とはいえ、思いをもってやっていることに対するネガティブな反応はつらい。自分を責めることもあるでしょう。
しかし、評論や批判が、自分の存在価値を高めてくれるものだと考えればどうでしょうか?
正直、私にはその発想はありませんでした(この本、読んでなかったのだろうと思います)。
だから目からウロコでしたし、すっかり元気を取り戻すことができました。
今日の一言)評論家や批判者が、実践者であるあなたの存在価値を高めてくれる。
気づけば3日もブログをさぼっていました。1日は予定のうちですが、残りの2日は、師走という言葉のとおり、追われていました。
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