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部下が働かんからとか、部下の能力が足りないからとかいっている間に、居場所はなくなる・・・(#150)
当ブログ「ビジネスライターという仕事」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/toppakoh/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
誰にでもできる方法を考えてきた人が、勝利者になる。
●解説
フォードは、誰にでも車が作れるマスプロ方式を編み出したことで自動車王になりました。
これは生産方式に関してですが、商品についても、たとえば誰でもプロの味が出せる調理器具なんていうのを売っている人たちが勝利しています。
ITもそうですね。誰にでも使いこなせるiPadが人気です。
マネジメントもまったく一緒。誰でも高品質のソフトウェアを開発できるようにするにはどうしたらいいかを考えているプロジェクトマネージャが生き残っていますし、誰でも売れるしくみを作っている営業マネージャも同様に生き残ることができます。
誰にでもできる方法を考えるのは、簡単なことではありません。それに取り組んで成功すれば、怖いものはありません。
●裏解説
こういうことを書くと、職人芸のようなものを認めないのかと、変な方向で反論する人がいます。
職人芸大いに結構です。ただ、誰にでもその職人芸が再現できる機械が作られたらそれまでです。絶対に機械に負けないように精進してください。
ところで、部下がダメだ、ダメだと言っていたら、マネージャのポストを失ったのは、他ならぬ私です・・・。
部下をダメだと否定するのが、マネージャにとっては一番ラクなんですね。その対極が誰でもやれる方法を考えることです。これが一番しんどい。
身につまされています。
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