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生産性をアップさせるために必要なのかな?と思う幾つかのこと

生産性をアップさせるために必要なのかな?と思う幾つかのこと

長谷川 渉

株式会社ナレッジシステムズ代表取締役 企業の成長に必要な「仕組み化」を、IT(ICT)を駆使して実現するシステム実践屋。NLPや心理学の知識を活かしたコンサルティングで「こういうシステムが欲しい」「この業務を自動化したい」というイメージを形にしています。

当ブログ「仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/whasegawa/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。

「生産性」という言葉、お仕事などされていれば、一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。

特に生産性をアップさせることについては、自分の生産性、部下の生産性、チームの生産性、会社の生産性など、仕事に関わる点を中心に考えることが多いと思います。

そこで、私が仕事の生産性をアップさせるために必要なのかな?と思うことを、お伝えしたいと思います。

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そもそも生産性の定義とは?Wikipediaによると、

生産性(せいさんせい, Productivity)とは経済学で生産活動に対する生産要素(労働・資本など)の寄与度、あるいは、資源から付加価値を産み出すさいの効率の程度のことを指す。

一定の資源からどれだけ多くの付加価値を産み出せるかという測定法と、一定の付加価値をどれだけ少ない資源で産み出せるかという測定法が在る。

とあります。

これを読んで私が最初に頭に浮かんだのは、「一定の資源=時間」というとてもシンプルなことでした。やはり時間の生かし方で、生産性は変わってくるのだと思います。

60分必要だった仕事が30分でできるようになれば、単純計算で生産性が2倍になると考えることは、少々乱暴ではありますが、わかりやすい生産性アップだと思います。

ですが、この60分を30分にする方法が、一番難しいポイントでもあるのです。

さて、どのような方法で、生産性はアップできるのでしょうか・・・?

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【生産性アップ! その1】時間の使い方を見直す

言うのはとても簡単。ですが今回のテーマの核心はこれ、だと思っています。
そして実際に何をどうすれば見直せるのか、そこが重要です。

ノウハウとしての見直す方法、テクニック的なことはライフハック系サイトで数多く紹介されています。私もよく見ます。

いろいろ見ながら、どの方法が一番自分に向いているのか、簡単にできるのか、本当に効果があるのかなどと、考えます。

・・・ですが、考えただけで終わり、実際に行動に移さなければ、永遠に見直すことはできません。

時間の使い方を見直すために必要なこと、それはあなたが知っている方法、テクニックを実践すること、です。

もう、いろいろ知っていると思いますし、ノウハウは探せば見つかります。
どれか1つ(幾つでもOK)を選んだら、今すぐ使ってみましょう。

知っている方法、テクニックを実践する、これが時間の使い方を見直す効果的な方法です。

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【生産性アップ! その2】選択と集中をうまく使う

以前、「仕事の効率化について、小学二年生から学んだこと」という記事でも書きましたが、マルチタスク化がイコール効率化というのは絶対ではない、と思っています。

複雑な仕事を同時に行えば、集中力の分散につながることもあり、ピークパフォーマンスを引き出せないというケースも考えられるからです。

限られた資源を、いつ、どこに、どれだけ使うか。

常にマルチタスクで動く必要はありませんし、使える資源は基本的に限られています。

今、何をすべきかを判断することは、自分で判断することも大事で、そういうスキルを求められることもありますが、誰かに聞いてはダメというルールも無いと思います。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、です。分からなければ誰かに相談するのも手です。

できるだけパフォーマンスを落とさずに、タスクを実行し続けられるか、この積み重ねが生産性の維持、向上を支えるために必要なことになると思います。

シングルタスク、マルチタスクにこだわり、一時的な生産性向上を目指すのではなく、トータルでいかにロスを減らすかという考え方も、大切です。

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【生産性アップ! その3】目的と目標をはっきり意識する

私はこの2つの言葉の意味を、

目的:現実的に達成すべき、最終ゴール
目標:目的達成のために必要になる、通過点

と捉えています。(色々な情報が入り交じっています)

目的設定は1つでも、それに対する目標設定は複数あるイメージです。
(言葉として区別できていれば、目的と目標の使い方は逆でもよいと思います。)

ゴールまで、一定のスピードで走るという方法もあれば、緩急つけて走るという方法もあります。

ただ、通過点である目標を意識していないと、気が付かないうちに次の目標地点に行ってしまうと、残りがどれくらいあるのか、分かりづらくなることもあります。

階段を登りながら、どこまで登ったら一番上(ゴール)なのか、今自分は何段目(通過点)まで来たのか分かっていたほうが、モチベーションやスタミナを維持しやすいのではと感じています。

途中で目的や目標を見失わないことが、生産性向上には必須だと思います。


<まとめ>

生産性のアップを実感するには、やはり数字で見える化することが大事です。

1時間必要だった作業が30分になったというのは、とても分かりやすいと思います。

また、その30分を無理して15分にするよりは、別のタスクを半分の時間にしていくという柔軟な思考も必要です。

そのために必要な目的と目標も明確にすると、やるべきことも見えてくるはずです。

そして何よりも「自分の得意パターン」を見つけましょう。
見つけるには色々試しながらの実践、これが一番の近道です。