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あらためて「メモの取り方」をあれこれ考えてみる。
»2011年9月 7日
仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法
あらためて「メモの取り方」をあれこれ考えてみる。
株式会社ナレッジシステムズ代表取締役 企業の成長に必要な「仕組み化」を、IT(ICT)を駆使して実現するシステム実践屋。NLPや心理学の知識を活かしたコンサルティングで「こういうシステムが欲しい」「この業務を自動化したい」というイメージを形にしています。
当ブログ「仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/whasegawa/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
さて、今回はいきなり質問から入ってみましょう。
質問です。
「これからお伝えすることを、メモしてください。」と言われたら、あなたなら、どんな方法でメモを取り始めますか?
こんにちは。手帳類はモレスキンがお気に入りの、長谷川です。
上記質問への答えは、この中に、含まれていませんか?
- 手帳、付箋、メモ帳、裏紙等々、紙に書く
- パソコン、タブレットのソフトウェア(アプリケーション)で書く
- 携帯、スマホのソフトウェア(アプリケーション)で書く
- ICレコーダー機能で録音する
- ビデオカメラ機能で録画する
- 記憶(暗記)する!
ソフトウェア(アプリケーション)は、これが使いやすいとか、お気に入りのものなどがあると思いますが、ざっくりと、まとめてしまいました。
さらにもっと、ざっくりと分けてしまえば、「アナログ(紙)」か、「デジタル(電子媒体)」になります。
あとは、最後にレアケースとして付け加えてある「記憶(脳)」がありますね!
これは相当、記憶力に自信がないとできないですし、相手の方が「大丈夫かな?」と、不安に感じてしまうこともあるかもしれないです。
そうなると、メモの取り方としては「紙に書く」か「(電子)ファイルに残す」の2パターンになります。
そこで、この2パターンでメモを取る時、どのような手法やアイテムが使いやすいかを考えて、いくつかピックアップさせていただきました。
すでに実践されているものや、使いやすい・使いにくいといったお声もあるかも知れませんが、メモを取るということは、ビジネスでもプライベートでも、一生、付き合いのある作業だと思います。
これを機会に、再確認も含め、より良いメモの取り方はないか、見直してみてもよいかもしれませんね。
メモする時は、相手に何度も聞き直すということは、できるだけ避けたい行為です。
同じことを何度も言ってもらうのは、あまりスマートなことではないからです。
相手がメモしている時、自分が何度も聞き直されたとしたら、どんな気分でしょうか?
最後に、メモしたことに間違いがないか、ざっと確認をお願いする感じが、好印象を持ってもらえるポイントの1つではないかなと思ったりしています。
それで間違いがなければ、信頼感・好感度もUPして、友好的な関係にもつながると、私は思っています。
これから例に挙げるピックアップの中に、あまりお気に入りのものがなかったとしても、ご自身で見つけられる、よいきっかけになれば嬉しいです。
※他にこれは!?というものがありましたら、twitterやfacebookで、ぜひシェアしてください!!(ある分野だけ、触れないでいます。そこにツッコミあれば、次の記事のオープニングトークで、使わせていただきたいです!)
※あれもこれも持ち運ぶと、カバンがパンパンになっちゃうんですよね・・・。
<ピックアップ その1> アナログ編
1)手帳系
スケジュール管理もできる手帳が多いと思います。日付欄+フリースペースの組み合わせがポピュラーでしょうか。
毎年買い替えるものと、システム手帳のように、中身だけを買い替えるパターンがありますが、システム手帳なら、これからも残しておきたいメモなど、そのまま簡単に残しておくことができますね。
2)付箋等のバラ紙系
付箋の場合、後から手帳やノートなどに張り付けて管理(保存)するパターンや、重要なことは別途、書き写すといったことをされる場合もあると思います。
付箋自体は、保管しておくには少し不便な面もあります。粘着面が弱くなってくると、はがれやすくなり、貼っておくということができなくなってくるからです。
そうなると、手帳などから、いつの間にか落ちてしまってなくなってしまう、なんてこともあり得ます。
また、裏紙や切り取のできるメモ帳など、バラ紙系にメモした場合も、その後の管理をどうするかが、それぞれ課題としてある気がします。
ファイルなどで一ヶ所にまとめておいても、見たい時にすぐ見られるか、時系列で把握できるか等、工夫が必要になると思います。
3)ノート系
これが、一番気軽に、そして効率よくメモの取れる方法の代表格ではないでしょうか。
それこそ、小学生の頃から慣れ親しんでいるノート。
使い方も、誰に教わることなく、自然と身に付いていて、日付を書く場所や、罫線を利用して図やグラフ等も書きやすい。
万能タイプで、誰でも使えるタイプですよね。
<ピックアップ その2> デジタル編
1)テキストエディタ・文書作成ソフトウェア(アプリケーション)系
Windowsパソコンだと、最初からインストールされている「メモ帳」が、一番有名かもしれないです・・・が、私は、このメモ帳を使うことは、殆どありません。
一番の理由は、UNDO(元に戻す)機能が、直前1回分しかできないからです。
つまり、ずらずらと書き続けていて、ある時点まで戻したいと思っても、戻せないんです。過去に書いた文章を復活させることができないのです。
これは、個人的にとっても使いづらくて、合いませんでした。
変わりによく使うのは、無料のテキストエディタ「TeraPad」というソフトウェアです。
詳細な使い方や機能については割愛させていただきますが、シンプルで高機能、文句なく使いやすいテキストエディタの1つです。
後は、図形等を追加したい場合などには、ワードを使うこともあります。
この場合は、メモしている時に余裕があればその場で図形も描きますが、なければ、図形だけは手書きで残しておいて、後から清書する、というパターンが多いです。
2)特殊なソフトウェア系
メモを効果的に取る手法(ルール)のある、特殊なソフトウェアも、多く出ています。
その中で有名なノート術に「マインドマップ」というものがあります。
※中央にテーマを描き、放射線状にキーワードを追記していくノートの取り方。詳細はインターネットや書籍でご覧ください。
このマインドマップ、慣れてくると、メモを取る方法としては、かなり優れている面があります。
それは、後から見直した時、メモの内容がイメージ(絵)としても、浮かんできやすいという点です。
メモは基本的にどうしても言葉だけの羅列になってしまいがちですが、このマインドマップは、言葉+イメージ(絵)を描き加えることで、その時の状況が思いだしやすかったり、新たな発見につながったりするメリットを感じることができます。
※実は、数年前にマインドマップのセミナーを受講しています。
ソフトウェアとしては、
<有料ソフトウェア> ※無料お試し版あり
MindManager:http://www.pluslink.jp/
<無料ソフトウェア>
FreeMind:http://www.freemind-club.com/
Xmind:http://jp.xmind.net/
<インターネットサービス系>
easy step:http://www.easystep.jp/ ※無料
mindmeister:http://www.mindmeister.com/ja ※無料、有料プランあり
使い勝手等は、個人の好みがあると思いますので、まずは無料で、いろいろ試してみると面白いと思います。
3)その他
・ICレコーダー、ビデオカメラ
これらは、後から確実に確認することが可能なツールです。
ですが、使う際には、相手の許可を得てから、使いましょう。
隠し撮り的なことは、話しの内容によってはNGな場合もありますので注意が必要です。
・メールソフト
メールで送ることが前提の場合、メール本文をメモとして使えば、後でちょっと整形て送信するだけで済むので、とても効率的な方法です。
<ピックアップその3> 番外編
おまけで、3つ目をご紹介します。
最近、メモ帳に書いた内容を、スマホでスキャンするように記録できる手帳とアプリがあります。
SHOT NOTE:http://www.kingjim.co.jp/sp/shotnote/
マーカーのついている特殊なノートを使って、スマホのカメラでそのマーカーに合わせて写真を撮ると、ノートの内容をスマホに綺麗に取り込めるというサービスです。
ノートはもちろん有料ですが、スマホアプリは無料でダウンロードできます。
iPhone版もAndroid版も無料です。新しい物好きの方は、ぜひお試しを!
いかがでしたでしょうか?
割と、オーソドックスな方法をお伝えしたかなと思っています。
自分なりに完成した形を持っている人も少なくないと思いますが、アナログ派の人はデジタルに、デジタル派の人はアナログに目を向けて、何か新しい方法を取り入れてみるのも変化があって、面白いと思います。
ぜひ、何かひらめいた方は、積極的にチャレンジして、今よりももっとすごいメモの取り方、見つけてみてください!
<1分間IT活用法>
メモの取り方を考えてみただけでも、たくさんの方法があります。
アナログもデジタルも、個人の使い方によって、効率も結果も、まったく変わってくることがあります。
自分の使い方だけがすべてとは思わず、他にもっと便利な使い方はできないか、常にアンテナを高くしておくと、新しい(IT)技術も抵抗なく吸収でき、自分のスキルアップにつながります!
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私、長谷川が主催の「IT相談会」が、東京で開催されます。
経営者の方から現場担当の方、個人事業の方から起業準備中の方まで、いま、IT化やシステム(仕組み)化でお悩みのある方、その場で問題解決してみませんか?