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フリーアドレス制の導入方法 - 運用編
»2013年2月26日
仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法
フリーアドレス制の導入方法 - 運用編
株式会社ナレッジシステムズ代表取締役 企業の成長に必要な「仕組み化」を、IT(ICT)を駆使して実現するシステム実践屋。NLPや心理学の知識を活かしたコンサルティングで「こういうシステムが欲しい」「この業務を自動化したい」というイメージを形にしています。
当ブログ「仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/whasegawa/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。
さて、前回は「フリーアドレス制の導入方法 - 準備編」 をお伝えしました。
フリーアドレス制でオフィス等の環境を準備されようとしている際の、チェックポイントを5つ、挙げさせていただきました。
おそらく、この5つのチェックポイントを1つ1つ確認していくと、「あれ、この確認も必要なのでは?」「これについての検討、やっておくべきじゃない?」といった、それぞれのチェックポイントが出てくることが、多いのではないでしょうか。
実はそれ、当然、起こり得ることです。ご安心ください。
何故かというと、フリーアドレス制という体制は、大きな方向性は決まっていても、いざ、オフィス等へ導入しようとすれば、その場所独自の検討課題が出てくるのは、当たり前、だからなのです。
前回の5つのポイントは、その場所独自の問題点を洗い出すために必要な(最低限の)準備だと思っていただけると、区別しやすくなるかもしれませんね。
さて、今回は「運用編」をお伝えするのですが、こちらについても、実は、場所毎にさまざま、メリットデメリットが挙がってくることもあり、「これがベストな運用方法です!」といことは、敢えてしないですし、できないこと、だと私は思っています。
ですが、必要になる微調整があることを前提として、まず、考えられるベターな「フリーアドレス制」の骨子となるかたちを、お伝えできればと思います。
<<ベターなフリーアドレス制のかたち>>
1)本当に、好きな席に、座って仕事できていますか?
「あ・・・○○部長があそこにいるから、今日はこっちにしよう・・・」など、周りに座っている人によって、席の選択肢が狭くなったりしていませんか?
もしそういった自由度が低くなっている場合は、管理職の方が積極的に問題解決に取り組んでいく必要があります。部下からは、提言しづらい部分もありますので。
2)仕事の効率、本当にUPしていますか?
実はこれが一番重要です。何となく、フリーアドレス制を導入し、オープンオフィスになってカッコいい、だけじゃダメなのは、十分わかっていると思います。
では、効率がUPしていることを、どうやって証明していくか?そこを考えて行動しなくてはいけません。
分かりやすい例としては、残業が減った、無駄な会議が減ったといった、時間的短縮です。
毎日とは言いませんが、週1、月1といった決まったペースで、何が効率UPし、今後、どうすればさらなる効率UPにつながるか、逆に効率が悪くなっていることはないかなど、考えていきましょう。
3)ストレス、増えていませんか?
フリーアドレス制が、性に合わない人も、いるかもしれません。
そういう人たちに、無理やり続けさせることは、ストレスを蓄積させることにもなりかねません。
同僚、上司、部下、気持ちの相談ができる関係性(ここも、フリーにしたいですよね!)を活かして、働きやすい方向性の模索は、続けましょう。
4)資料の共有化、うまくできていますか?
準備編で「キャビネットの共有化」についてお伝えしたと思いますが、業務上、うまく利用できていますか?
資料の共有化、一度着手したらそれで完璧!となれば理想的ですが、しばらく運用していると、多少の課題は出てくるものです。
場所のコスト、時間のコストを十分に計算しながら、より良く効率的に資料(情報)共有できる方法がないか検討を続けることも、大事なことです。
もちろん、不自由なく共有できていれば、今すぐ何かしなければいけないような問題は、ないと判断してよいと思います。
5)社内外からの評価、いかがですか?
社内からの評価、社外からの評価、遠慮のない意見を、ぜひ聞いてください。
本当に何のマイナスポイントもなければ、完璧なフリーアドレス制の完成です!
でも、何か意見をいただけるポイントがあるなら、改善の余地あり、です。
痛いところを突かれたと思ったら、ぜひ、社内全体の意思で、改善に向かって、進んでいきましょう。
以上、フリーアドレス制に向けた「理想的な」運用に向けた5つチェックポイント、ご参考にしていただければ幸いです。
<1分間IT活用法>
フリーアドレス制を導入するために最も必要なことは、導入後、会社・社員・関連会社・お客様等々に、どのような「良い影響」があるか、まず決めることが大事だと思います。
そして、総合的に判断してその良い影響が維持できるようにすることが、運用する意義になります。
部分的なマイナス要因があれば、改善していくことでより良い運用体制を構築できます。
どこかで完璧!よりも、常にバージョンアップしていくほうが、成長感があって良いと思うのですが、いかがでしょうか。
さて、前回は「フリーアドレス制の導入方法 - 準備編」 をお伝えしました。
フリーアドレス制でオフィス等の環境を準備されようとしている際の、チェックポイントを5つ、挙げさせていただきました。
おそらく、この5つのチェックポイントを1つ1つ確認していくと、「あれ、この確認も必要なのでは?」「これについての検討、やっておくべきじゃない?」といった、それぞれのチェックポイントが出てくることが、多いのではないでしょうか。
実はそれ、当然、起こり得ることです。ご安心ください。
何故かというと、フリーアドレス制という体制は、大きな方向性は決まっていても、いざ、オフィス等へ導入しようとすれば、その場所独自の検討課題が出てくるのは、当たり前、だからなのです。
前回の5つのポイントは、その場所独自の問題点を洗い出すために必要な(最低限の)準備だと思っていただけると、区別しやすくなるかもしれませんね。
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さて、今回は「運用編」をお伝えするのですが、こちらについても、実は、場所毎にさまざま、メリットデメリットが挙がってくることもあり、「これがベストな運用方法です!」といことは、敢えてしないですし、できないこと、だと私は思っています。
ですが、必要になる微調整があることを前提として、まず、考えられるベターな「フリーアドレス制」の骨子となるかたちを、お伝えできればと思います。
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<<ベターなフリーアドレス制のかたち>>
1)本当に、好きな席に、座って仕事できていますか?
「あ・・・○○部長があそこにいるから、今日はこっちにしよう・・・」など、周りに座っている人によって、席の選択肢が狭くなったりしていませんか?
もしそういった自由度が低くなっている場合は、管理職の方が積極的に問題解決に取り組んでいく必要があります。部下からは、提言しづらい部分もありますので。
2)仕事の効率、本当にUPしていますか?
実はこれが一番重要です。何となく、フリーアドレス制を導入し、オープンオフィスになってカッコいい、だけじゃダメなのは、十分わかっていると思います。
では、効率がUPしていることを、どうやって証明していくか?そこを考えて行動しなくてはいけません。
分かりやすい例としては、残業が減った、無駄な会議が減ったといった、時間的短縮です。
毎日とは言いませんが、週1、月1といった決まったペースで、何が効率UPし、今後、どうすればさらなる効率UPにつながるか、逆に効率が悪くなっていることはないかなど、考えていきましょう。
3)ストレス、増えていませんか?
フリーアドレス制が、性に合わない人も、いるかもしれません。
そういう人たちに、無理やり続けさせることは、ストレスを蓄積させることにもなりかねません。
同僚、上司、部下、気持ちの相談ができる関係性(ここも、フリーにしたいですよね!)を活かして、働きやすい方向性の模索は、続けましょう。
4)資料の共有化、うまくできていますか?
準備編で「キャビネットの共有化」についてお伝えしたと思いますが、業務上、うまく利用できていますか?
資料の共有化、一度着手したらそれで完璧!となれば理想的ですが、しばらく運用していると、多少の課題は出てくるものです。
場所のコスト、時間のコストを十分に計算しながら、より良く効率的に資料(情報)共有できる方法がないか検討を続けることも、大事なことです。
もちろん、不自由なく共有できていれば、今すぐ何かしなければいけないような問題は、ないと判断してよいと思います。
5)社内外からの評価、いかがですか?
社内からの評価、社外からの評価、遠慮のない意見を、ぜひ聞いてください。
本当に何のマイナスポイントもなければ、完璧なフリーアドレス制の完成です!
でも、何か意見をいただけるポイントがあるなら、改善の余地あり、です。
痛いところを突かれたと思ったら、ぜひ、社内全体の意思で、改善に向かって、進んでいきましょう。
以上、フリーアドレス制に向けた「理想的な」運用に向けた5つチェックポイント、ご参考にしていただければ幸いです。
学校の設計って、意外とフリーアドレス制のかたちに、合っている気がします
<1分間IT活用法>
フリーアドレス制を導入するために最も必要なことは、導入後、会社・社員・関連会社・お客様等々に、どのような「良い影響」があるか、まず決めることが大事だと思います。
そして、総合的に判断してその良い影響が維持できるようにすることが、運用する意義になります。
部分的なマイナス要因があれば、改善していくことでより良い運用体制を構築できます。
どこかで完璧!よりも、常にバージョンアップしていくほうが、成長感があって良いと思うのですが、いかがでしょうか。