誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
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懇親会でのアプローチ
ゲーム開発市場の歩き方
懇親会でのアプローチ
ゲーム業界に興味のある方、まずは読んで下さい。ゲーム業界の中でも知られざる世界の歩き方を教えます。企画からサーバ構築までを手がけるゲーム開発会社経営者として営業・企画に携わっています。
当ブログ「ゲーム開発市場の歩き方」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/yoshiterukawai/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
次に飲み会など懇親会でのアプローチ方法を書きます。
この種のイベントには大きく分けて以下の2種類にわかれます(複合しているケースもあります)。
- インドア系・・・飲み会など
- アウトドア系・・・バーベキューパーティー、登山、スキー、花見など
また、ビジネスマッチングを意図したものと意図していないものとがあります。
意図したものでは営業の場となるので交流時間中延々と名刺交換できます。
その場で商談できる場合もあります。
ただし、来賓など主要参加者がいる場合は主要参加者と延々と話し込むのは控え、後日アポを取るなどしたほうがいいです。
ビジネスマッチングを意図しないものでは一般的に主催者、参加者とも親睦を図る、業界情報を交換するといった意図があります。
場合によっては「行きたい店で一緒に食べたい」「山に登りたい」などの意図で行われることもあります。
ここが重要で、このタイプのイベントで「外注先をその場で探したい」「外注先を決めたい」というような意図はそもそもほとんどないのです。こうした場で最初からそういう話題を切り出すのは主催意図を否定するものとして悪印象を与えてしまい、逆効果です。
もちろん成り行きでそういう仕事の話でもりあがるケースもありますが、意図されたものではありません。
こういう場ではむしろ仕事を離れ、楽し無事に集中するほうがいいのです。
例えば酒が飲めないのにきき酒のイベントに参加する、など自分が楽しめないイベントに無理に参加するのはやめたほうがいいです。主催者や他の参加者に失礼になります。
また、公募していないイベントもあります。
飲み会などは仲間内で当日いきなりメールで、というケースもあります。
この「仲間」に入ることが非常に重要です。
これはこのブログで紹介する様々な方法を重ねてなれるものです(必ずなれるわけではありません)。
全体的なアプローチとしては以下のとおりです。
ビジネスマッチングを意図したもの
1)準備
イベントに参加を申し込みます。まずは公募しているものから参加してみましょう。
以下の様なイベント募集サイトをチェックしてみるのも手です。
ATND(リクルート運営) URL:http://atnd.org/
Event Force(サイブリッジ運営) URL:http://eventforce.jp/
名刺も切らさないよう事前に用意しておきましょう。
2)参加
積極的に名刺交換しましょう。
3)フォロー
参加後、主催者や参加者にお礼のメールを送ります。ここでアポを申し出ても構いません。むしろ、イベント直後ならアポを取りやすいです。
4)関係構築
ここはソーシャルメディアでのアプローチと同様です。
5)アポ取り
上記したとおり、イベント内や終了後のフォローで即取れることもありますが、取れない場合はソーシャルメディアでのアプローチと同様地道に交流を続けてタイミングを見ましょう。
6)アポ
7)案件獲得
ここもソーシャルメディアでのアプローチと同様です。
ビジネスマッチングを意図しないもの
1)準備
これはビジネスマッチングを意図したものと同様です。
2)参加
参加します。特に初回は遅刻や参加費不足などが無いように心がけましょう。
話の流れでアポが取れそうなら取ります。なお、酒が入っていたり、相手が忘れていることもあるので、下記のフォローの際のメールで日時と場所を確認しましょう。
また、アウトドア系では相手が名刺を持参していないことがあります。こうした場合はメールアドレスを聞いておくことが重要です。手帳やスマートフォンでメモを取りましょう。
3)フォロー
4)関係構築
5)アポ取り
6)アポ
7)案件獲得
ここはビジネスマッチングを意図したものと同じです。ただ、意図したものと比べ、より趣味や指摘交流を意図している分時間はかかると考えましょう。
懇親会での営業はじわじわと効く点では他のイベントと比べてもよりボディブロー的です。
予想外に良い条件の案件が飛び込んでくることもあります。また、自社で対応しきれない案件に応じてくれる会社が見つかったり、相手にとってもプラスになることがあるのです。