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セミナーでのアプローチ

セミナーでのアプローチ

河井 良晃

ゲーム業界に興味のある方、まずは読んで下さい。ゲーム業界の中でも知られざる世界の歩き方を教えます。企画からサーバ構築までを手がけるゲーム開発会社経営者として営業・企画に携わっています。

当ブログ「ゲーム開発市場の歩き方」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/yoshiterukawai/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


セミナー(勉強会や講習会などを含む)でのアプローチ方法です。

セミナーには一般に以下の傾向があります。

時間が長め

単発セミナーでも3~4時間、複数回セミナーだと累計で10時間以上というケースがあります。1回あたりの時間が長い場合、休憩時間が設けられている事が多いです。

少人数である

数百人ということは先ずなく、通常は10~50名程度です。

交流時間がないか、あっても少なめ

交流をうたっているわけではないので特記ない場合は参加者同士の交流時間は設定されていないものと考えたほうがいいでしょう。設定されていても10~30分程度のケースが殆んどです。あとは休憩時間や開始前の時間程度です。


ゲーム関連のセミナーには

A)ゲーム開発に関するもの(プログラミング、グラフィック作成など)
B)マーケティングに関するもの
C)経営に関するもの

などがあります。
数で言えば
A>B>C
となります。
このうち、仕事に直結しやすいのはどれかというと実はそれほど差はありません。
外注先の決定権限を持っている人はプログラミングや販売戦略といったテーマのセミナーにも来ています。
また、意外にも講師や主催者が外注先を探しているケースもあります。
ただし、営業を意図しないケースが大半ですので「仕事ください」的な行動や態度は拒否されることに注意してください。

上記の通り、単発のセミナーと複数回授業があるセミナーとがありますが、後者のほうが参加者とより親密な関係を構築できます。もっとも、そのぶん案件獲得までには期間がかかります。

以上からセミナーには以下の傾向があります。

外注担当者と接触できる確率:高め
目標とする企業がいる確率:高め
イベントに要する時間:長め

アプローチの方法や順序は懇親会(ビジネスマッチングを意図しないもの)と同じですので省略しますが、反応率自体は懇親会より高めと言うことを覚えておくといいでしょう。