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外注先を見る目 デベロッパー編

»2012年10月 9日
ゲーム開発市場の歩き方

外注先を見る目 デベロッパー編

河井 良晃

ゲーム業界に興味のある方、まずは読んで下さい。ゲーム業界の中でも知られざる世界の歩き方を教えます。企画からサーバ構築までを手がけるゲーム開発会社経営者として営業・企画に携わっています。

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今度はデベロッパーから見た外注先です。
デベロッパーからの外注は幾つかのパターンがあります。

  1. 自社で出来るが、スタッフが足りないので外注
  2. 自社で出来ない業務を補うために外注

1の場合、業務内容を知っているので自社の流儀に基づいてやってくれる会社を求めようとします。例えばグループウェアなどの業務管理システムが同じであるなど、極力業務形態が近い会社を探そうとします。また、案件の途中で依頼する場合、手が早い企業を求めたがります。これは業務完了までの余裕が物理的・心理的にあまりないのでそれを補おうとするからです。
2の場合、業務内容を知らない場合が多く、どういう事情があるか(例えばイラスト作成でビットマップとベクターの違いがある、など)教えてくれる会社を歓迎したがります。
もちろん、こういうところまで考えずに「とりあえずやってくれればいい」と短絡的に考える企業もありますが、そうした企業の場合、大体案件でトラブルを多発させます。
場所的にはパブリッシャー同様近場を求める傾向がありますが、安ければ遠方でいいという会社がパブリッシャーに比べると多いようです。