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「値段相応」の決まり方

»2012年10月 9日
ゲーム開発市場の歩き方

「値段相応」の決まり方

河井 良晃

ゲーム業界に興味のある方、まずは読んで下さい。ゲーム業界の中でも知られざる世界の歩き方を教えます。企画からサーバ構築までを手がけるゲーム開発会社経営者として営業・企画に携わっています。

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今回のお題はゲーム会社として見逃せないお題なので書きます。

さて、有料コンテンツというものが「値段相応のコンテンツである」と誰が決めるのか?
これは消費者です。
では、どのように判断されるのか?
これは実はTPO次第、としか言えないのです。

一般に祭やブームなど非日常的な状況では高くても売れるというのですが、これはあくまで一般的な傾向に過ぎず、断定できるものではないのです。

ゲームを企画する側としても安易に「イベントアイテムだから高くしよう」「おまけ付きだから高くしよう」と考えて売ると痛い目にあいます。

また、他社や他国に比べて高いのも叩かれる傾向があります。
同一クオリティであれば最安値会社・国の1.2倍程度の金額が限度でしょう。それを超えると「ぼったくろうとしている」と言われだします。

今の「高すぎ」「ボッタクリ」と批判されるコンテンツの大半は実はこのあたりを考えずに値付けや仕様策定を行なっているように感じます。
まず、消費者の目で値段設定を考えてみてはいかがでしょうか?