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幸せなキャリアを築くためにIQ・EQよりも必要な能力

»2011年4月 8日
メディアとWebと人材と

幸せなキャリアを築くためにIQ・EQよりも必要な能力

中嶋 嘉祐

理系学生向け就職情報誌『理系ナビ』初代編集長。ベンチャー2社で事業責任者として上場に向けて貢献するも、ライブドアショック・リーマンショックで未遂に終わる。現在はフリーの事業立ち上げ屋。副業はライター。現在は、MONOistキャリアフォーラムMONOist転職の編集業務等もお手伝い中。

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 いわゆる地頭の良さを示す指標として「IQ」があります。また、感情を認知・コントロールする能力として「EQ」という指標もあります。


 IQ・EQの高い人には、仕事のできる人が多いのかもしれません。ですが、IQ・EQの高い人が幸せなキャリアを過ごせるかというと、実はそうでもないんじゃないか、と私なんかは思ってしまうのです。

 これまでに出会った優秀なビジネスパーソンが必ずしも恵まれた会社・恵まれたポジションで働いていたわけではありません。逆に「ちょっとどうかな」と思うような相手でも、時流に乗って成功し、うらやましいポジションに居たりすることもあるのです。


 5~6年くらい前から、私は幸せなキャリアを築く能力のことを「自己プロデュース能力」とか「CQ」とか(専ら仲間内だけで)呼んできました。1年ほど前に、就職情報誌である程度まとまった考え(外部・PDF)を書く機会があったのですが、私なんかは自己分析や面接対策、業界・職種研究をする前に、もっと大切なことがあるだろうと思うのです。


 自己プロデュース能力について、体系立ててまとめられてないのですが、一例を挙げてみましょう。

 例えば、優秀な学生・若手のビジネスパーソンの中には、戦略系のコンサルティングファームにあこがれる人が多いようです。ですが、アップ・オア・アウト(up or out/昇進か退職か)という言葉で表されるように、仕事ができるかどうかの評価が非常に厳しい世界。しかも、周りの同僚はみんなエリート中のエリート。パレートの法則が当てはまるかどうかは置いておいて、コンサル会社でも当てはまるとすれば、脚光を浴びるのはその中の20%。あこがれの職場に入って、激務を耐えて働いたとして、さらに社内でも注目されるほど活躍できる人材なんて、ごく一部の中のごく一部なわけです。IQ・EQが素晴らしい人物だったとしても、数年後にクタクタになって会社を去ることになるのだとしたら、それは幸せな人生なのでしょうか。

 でも、そんなすごいところに入れる人材なら、ほかの企業からは引く手あまたなはず。自分の夢が「社長になること」「経営により近いところで携わること」だというのなら、ホドホドの規模でライバルが少なく、確実に勝てる会社に特権的なポジションで入ってチヤホヤしてもらったり、より権限をもらって実務を経験した方が幸せなのではないでしょうか。


 そもそも「幸せ」という概念が人によって違うわけですし、私自身、「自己プロデュース能力」に詳しいわけでも専門家でもありません。ですが、多少は語れるネタを持っているつもりです。今回は触り程度の話になりましたが、「自己プロデュース能力」を高めるため、参考になりそうな情報を次回も書いていこうと思っています。


※ 以下に温めているネタを列記しておきます。週1本くらいのペースで書いていくつもりですが、興味のあるネタがありましたら早めに書きますので、Twitterアカウント(@YoshiNaka)宛にリクエストを送ってください。レスポンスは遅いと思いますがご容赦ください。

【ネタ帳 兼 備忘録】
・ 自己プロデュース能力とはなんぞや(就職/転職ネタ)
・ 35歳を過ぎたら普通の転職活動をしてはいけない(転職ネタ)
・ 転職のメリット/デメリット(転職ネタ)
・ 転職する前に考えるべきこと(転職ネタ)
・ 人材業界&採用担当の経験から語る賢い転職術(転職ネタ)
・ 人気業界にあこがれる罠(就職ネタ)