誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

今年の漢字は「鰱」にします。読めない?

今年の漢字は「鰱」にします。読めない?

波多野 謙介

コラボリズム株式会社 代表取締役で文系プログラマー。超朝型へのスイッチで、仕事と家庭の両立を目指す二児の父。

当ブログ「本当は面白い、BtoBソフトウェアベンダー生活記」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/collaborism/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


この漢字が読めるでしょうか。

「鰱」

最近は漢検とかも流行っているので、難読漢字が読める人も多いのかも知れませんが、僕はもちろん読めませんでした。この漢字は「タナゴ」と読みます。この手の魚編の漢字は、書いても読めない人が多いのであまり使い道がありませんね。

魚偏なのでなんらかの種類の魚である事は想像できると思いますが、タナゴというのは、主に底が砂や泥になった用水路や小川等に生息する小さな淡水魚です。大きさは平均するとマッチ箱くらい。水槽に入れると、群れます。

Rhodeus ocellatus kurumeus,the Japanese rosy bitterling, taken in Japan, 2006; (Sex F); released by Book74

僕は最近まで、タナゴの実物に触れる機会はほとんどありませんでしたが、両親がタナゴを飼う事にハマったので、タナゴを見る機会が増えました。この魚はうまく育てるとどんどん増えるので、僕が実家に帰る度にこちらの部屋に90cm水槽、あちらの部屋に120cm水槽、こっちの部屋には稚魚を育てるためミニ水槽といった具合で水槽が増えていき、実家のほとんどの部屋がタナゴで埋め尽くされたのが今年の出来事、という訳です。

両親は数年前、最愛の飼い犬「小次郎」を亡くし、その後少しの間はしんみりとした生活を送っているようでしたが、家をリフォームしたり、タナゴにハマったりするうちに、以前にも増して元気になってきました。

今年は震災という本当に大きな、辛い出来事がありましたが、復興が進むなかで、このタナゴのように、小さくてもピカピカしていて、放っておくと貝に卵を産んでどんどん増えていってしまうような「希望」が、少しづつでも産まれていってくれる事を願っています。

そんな思いも込めて、誠のお題、「2011年の自分を表す漢字1文字」は「鰱」にする事にします。...自分を表している訳では無いですが「自分的今年の漢字」という事で。それから今年の象徴が魚だと言うのもあんまりな気もしますが、見返してみるとこのブログにも1/4くらいは動物の事を書いているので、もう漢字も動物ジャンルでいいですよね。

そのような訳で、今年の弊社の業務は本日、28日まで。
誠ブログの投稿も、今年はこのエントリーを最後にしようと思います。
皆様、よいお年をお迎えください。