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お金はともかく楽しい職場で働きたい!
未来の人事を見てみよう
お金はともかく楽しい職場で働きたい!
人事・組織領域を専門とする経営コンサルティングファーム、クレイア・コンサルティングの広報・マーケティングチームです。
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記事は英HR Magazineより。
Fun preferred to higher pay in Britain's workplaces, according to Adecco
アデコによると、イギリスの職場では高い給料よりも楽しさが好まれる
http://www.hrmagazine.co.uk/hro/news/1019964/fun-preferred-pay-britain-s-workplaces-adecco
人の価値観にもいろいろあって、職場が楽しいほうがいい、という人もいれば、憂鬱に悲壮感漂う中のほうが成果が上がりやすい、という人もいるでしょう。会社の文化・社風も影響するので何がいいのかは千差万別です。日本は特にやせ我慢しがちなところもありますよね。そんな中、イギリスでの調査結果ですが、
Just under three quarters (74%) of employees said they would prefer a workplace that fostered a fun atmosphere as opposed to one where they received better pay.
社員のほぼ4分の3(74%)が、良い給料を受け取れる職場よりも、楽しい雰囲気を奨励する職場のほうを好むと回答した。
4人に3人、しかも給料よりも職場の雰囲気を重視、というのはかなり大きな数字。
86% of the 1,000 employees surveyed think having fun at work is important, but 70% have worked somewhere where an employer has failed to promote a "fun spirit" in the workplace.
調査対象者1,000人のうち86%が仕事場で楽しく過ごすことを重要だと考えている一方、70%の社員が、「楽しい雰囲気」を推進しようとしつつも失敗してしまった企業で働いた経験のあることが分かった。
企業側の努力が見透かされているようでしんどいところです。
Adecco's research highlighted fun-related productivity issues, with two thirds (67%) of employees admitting they feel less committed and loyal to their job if there isn't a fun, competitive spirit in the workplace and do just the minimum required of them.
このアデコの調査では楽しさに関連した生産性のトピックを特集している。それによると、3分の2(67%)の社員が楽しく切磋琢磨できる精神に溢れている職場でなければ仕事へのコミットメントや忠誠心が薄れると認めており、必要最低限のことしかやらないだろうと回答している。
ちょっとどういう設問で聞いたのかを知りたいところですが(笑)、職場の雰囲気がかなり個々人の生産性に影響を与える様子は伝わってきます。
アデコのディレクター、Andy Powell氏のコメントを一部抜粋すると、
As the global economy continues to strain under the burden of debt, employers should take heart from the fact workers we surveyed value a fun working environment over pay.
世界経済が多額の債務に苛まれ続ける中、企業はお金よりも楽しい職場に価値を見出す人が調査対象者に多くいたことに勇気付けられるべきだ。
Generating loyalty and commitment need not be about hard cash. In a climate of wage restraint, employers would do well to focus on employee wellbeing and happiness. But a worrying majority of British employees are working somewhere, which doesn't have fun on the agenda.
忠誠心やコミットメントを生み出すことは、そのまま現金での出金を意味するわけではない。給料の抑制が続く中、企業は社員の健康や幸福感にフォーカスすることが望ましい。しかし不安にかられているイギリスの従業員はそのような職場では働いておらず、その職場では楽しむことがアジェンダには含まれていない。
この記事で面白いのは(それがAdeccoのプロモーションにもなっているのですが)、企業内のスポーツ活動の復活を解決策として提示している点。チーム精神(team spirit)やポジティブ思考(positivity)を養うのに最適だと。Adeccoは2012年ロンドン五輪の採用パートナーとなっています。今イギリスでそういった部活動を行っている会社は全体の30%だそうです。
"Competitive sport doesn't always have to be serious and has numerous benefits in bringing workforces together and engendering team spirit"
競争心あふれるスポーツが常に真剣である必要があるわけではない。ただそういったスポーツ活動は社員を団結させ、チームスピリットを醸成するといった多くのベネフィットがある。
当社では東洋経済HRオンラインで「息の詰まる職場」という連載を行っていますが、そういった職場環境を打破して、「ご機嫌な職場」(酒井穣さんの次の本ですね)を醸成していくことが重要なようです。
お読みいただきありがとうございました!
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