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人的リソースがあるのにビジネス化出来ない団体や組織

人的リソースがあるのにビジネス化出来ない団体や組織

吉田 憲人

会社員から経営者になって「生かされている人生」を今という視点で味わっている。51歳で独立。好きな事をやって夢を実現している過程。一度しかない人生を悔いのないように生きたい!

当ブログ「51歳からの起業:困っている会社員と起業家へのメッセージ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/goyat/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


異分子の人材がある団体に加入した途端、新しいビジネスサービスが立ち上がった!!

多くの団体や組織は、参加する人材が偏っている場合が多い。例えば、年齢的に60歳以上の会員ばかりで若い人たちが参加していないとか。女性だけで男性の数が少ないとか。文化系のキャリアばかりで理科系の人材が少ないとか。

■偏った人材の集まりの欠点

類似の興味、キャリア、年齢であると新しいビジネスを企画する時にものの考え方が類似すぎてビジネスのニーズを見つけられない場合がある。

60歳以上の会員だけで運営されている団体では、20歳代、30歳代のビジネス発想ができない。特にITを利用したビジネスモデルの構築が理解できないために人的リソースがあるのに活用できていない。

女性だけで運営されている団体では、男性の視点で市場ニーズを理解できないでいるため女性が発想するようなビジネスモデルしか生まれない。

■欠けている部分を補う異分子の人材

異分子の人材を団体や組織に取り込むためには、会員のリクルート戦略を180度変更する必要がある。

多分、リクルート戦略だけでなくお互いの出会いの「場」をたくさん設けることから始める必要があると思う。

例えば、

シニア世代の団体であれば、自分たちにない能力や技術を持った若い世代の団体と交流会を持つことだろう。お互いのメリットを相互補完できるような交流ができれば新しいビジネスアイディアを企画できる。

女性だけの団体であれば、自分たちにない能力や技術を持った男性だけの団体とお見合いである。どちらの団体も自分たちの考えで固まっているので固まりをぶつけあって欠片から新しいビジネス企画を生ませれば良い。

■インターネットビジネスモデルが作れない団体や組織

人的リソースが沢山あるのにインターネットでのビジネスチャンスを考えられない団体や組織が多い。

若い世代でインターネットビジネス業界にいる人達は、自分たちでどんどんビジネスチャンスを作って行けるが、インターネットに疎い団体や組織にはインターネットをビジネス化する発想が生まれてこない。

私の場合は、インターネットという言葉を知っているが既存の人的リソースをビジネス化出来ない団体に参加した。活動内容を聞いていく内に「なぜ、インターネットでこんな事を企画しないのだろうか?」という疑問が湧いてきた。

生憎、私のようなバックグランドと経験を持った人材が非常に少なかったため私が提案したビジネスモデルを考えつかなったようだ。

実際に提案が具体化されるまでに3ヶ月ほど時間がかかったが、多くの会員の賛同を得て活かしきれなかった人的リソースをビジネス化する仕組みを作り上げた。

私は、インターネットのビジネスモデルを作るのが好きである。自分が発想するビジネスモデルは出来が良くないのだが、第三者のリソースをビジネス化するのはなぜか出来が良い。

もし、人的リソースが有るのにインターネットでビジネス化出来ない団体や組織ありましたら、norito@gmail.com までお問合せ下さい。一緒に人的リソースのビジネス化を企画しましょう。