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PRは日々変わっていく English & PRセミナーにて

PRは日々変わっていく English & PRセミナーにて

柏野 裕美

1975年生まれ。大阪 → シンガポール → 今、東京。2007年に帰国し、外資系ITベンチャーで広報を担当。2013年に独立。PRコンサルタント、文筆業、地域再生プロジェクト、英語学習分野で活動中です。

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 2013年3月4日に広報ウーマンネット主催で、「PRは日々変わっていく English&PR」のセミナーの講師をさせていただきました。

 広報として外せないのは、前回も書きましたが、近代PRの父であるアイビー・リー氏(Ivy Ledbetter Lee 1877年7月16日〜1934年11月9日)のお話。原点は大事ですから。

 そんな話をしながらも、実は、1906年からNew York Timesってあったの?っていうのが、私の最初の疑問でした。Wikipedia によると、1851年にスタートしてるんですよね。さらに、新聞社のリスト"List of the oldest newspapers"をWikipediaで見つけ、情報伝達メディアの歴史の長さを思い、しみじみと眺めておりました。

 さてさて、セミナーに話を戻します。セミナーでも紹介したのですが、私がよく出来てるなと思うAmerican Expressの英文プレスリリース"American Express Syncs with Twitter to Unlock the Purchasing Power of the #Hashtag"と、そのプレスリリースが The Washington Postに取りあげられている例を挙げたいと思います。

AMEX press release

1)ヘッドラインが全てを語る
 "American Express Syncs with Twitter to Unlock the Purchasing Power of the #Hashtag"というヘッドラインを読むだけで、アメックス指定の#ハッシュタグをつけてツイートすると買い物ができる仕組みがスタートしたということがわかります。

 新しい商品やサービスを発表する時、以下の表現が使われることが多く、いかに際立たせるかが学びどころです。より具体的な説明になる表現は練って練って練り出して、どんどん磨いていきたいですね。

公開する
[Company] Unveils [new design / product / service] 

提供を開始する、立ち上げる
[Company] Now Offers / Launches / Introduces [new product / service] 

新登場する、利用できる
[Product / service] DebutsNow Available for ~ 

 パターンをおさえて、オリジナルなテイストを盛り込んでいくと素敵なヘッドラインが出来上がるのではないでしょうか。


2)ヘッドラインがコピーとして引用されている
 プレスリリースのヘッドラインの一部、"Unlock the Purchasing Power of the #Hashtag"が記事中でそのまま引用されているのはすごいと思います。アメックスの他のプレスリリースを見ても、テンポがよかったり、余計な脂肪がついていなかったりするのですが、ここで挙げているヘッドラインは「今」を感じさせる点が魅力的!
 
セミナーでは他にもいろいろと事例を紹介したのですが、今回のブログはこのへんで。


海外へ情報発信する時代です。海外のPRエージェンシーに執筆を依頼するにしても、丸投げではなく、話し合いが出来る程度の知識は持ち合わせていたいものですね。