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自由を掴む働き方

自由を掴む働き方

細島 誠彦

株式会社TransamManagementSystem代表取締役。 中央大学法学部卒業後、ベンチャー企業その他企業の経営企画室長、管理本部長、CFO、取締役を歴任。経営戦略構築、マーケティング戦略構築、新規事業の立ち上げや財務戦略、M&Aなど、企業の参謀業務に従事。

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人の仕事の様子をみていると、
こういう働き方はしたくないなぁと思うことがよくある。

1.情けない仕事のしかた

仕事をしているのに、なぜかチラチラと時間を見ている。
そして帰宅時間。待っていました!とばかりに帰っていく。
なら、まだしも、今度は周りの様子を気にしだす。
そう、今度は帰っていのかどうか、タイミングをみているのだ。

こういうタイプの人に限って、上司に指示を仰がなければ何もできない。
日々、何をしなてくはいけないのか、何をすればいいのかがわかっていない。
もっと言えば、何をしているのかすらわかっていない。
だから、人に聞かなければ何もできない。

さらに、こういうタイプの人たちは、
いわゆるホウレンソウができない。
言うまでもなく、報告・連絡・相談のことだが、
言ってこないから、上司もどこまでできているのかがわからない。
あんまり遅いから、聞いてみると、まったく違っとことをやっている。
無駄な時間を使い放題使っている。
そんな時間にも会社は給料を払わなければならない。

こういう仕事の仕方はしたくないし、すべきではない。
せっかくの人生がもったいない。

2)理想の働き方

では、どういう働き方が理想的なんだろう?
簡単にいえば、
・プライベートの自由
・仕事の自由
を手に入れることが、個人個人にとっては理想だろう。

いつでも飲みに行けるし、休みも自分で決められる。
自分で時間を管理できるし、やりたい仕事がどんどんできる。
やるべきことがわかっているから、
自分のやるべき仕事、そしてプラスアルファの仕事が終わったら、
とっとと家に帰る。

こんな生活ができたら、どうだろう?
毎日がきっと楽しくてしかたないと思わないだろうか?

こんな生活をするには、やはり起業することや、
フリーエージェントになることと頭に浮かぶ人は多いだろう。
しかし、それはオススメしない。
リスクが高い上に、ほとんど成功しない。
もちろん、ちゃんとやれば、成功確率は高まる。
それでも、やはり確率は低いまま、
それが、起業やフリーエージェントだ。
しかも、起業すれば自分の好きな仕事だけできるわけではない。
儲かって人を雇えるようになるまでまでは会計も現預金管理も、
自分でやらなくてはいけない。
官公庁への提出物、決算、すべて自分でやらなくてはいけない。
営業も制作もあらゆることを自分でやらなければならない。
こんなことをやるために起業したんだっけと思わざるをえないときもある。
決して、独立すれば、好きなことだけできるというわけではない。

上記のような理想を手に入れることは、普通に働いていてもできる!


3)理想を手に入れるためには

この理想の働き方を得るためには、社内で、
"認められる存在"になるということだけできればいい。

"認められる存在"というのはどういうことかといえば、
"社内では必要不可欠な人間になる"
ということだ。

結果として、上に上がっていく、つまり出世することもあるだろうし、
給料もあがっていくだろう。

そして、何よりも"自由を掴む"ことができるようになる。

とはいえ、一言で述べてもそんなに簡単にできることではないだろう。
まずは、社内のマーケティング。
会社がどんな人を必要としているのか、どんな人がいなければならない会社なのかを
調べることから始めるべきだ。
もちろん、自分のやりたい仕事を中心にして考えていけばいい。
もし、どうしても独立したい人は、その延長上に独立という道を考えればいい。
そんな必要な人が社内にいたら、会社が手放すはずがない。
あらゆる便宜を会社がはかるはずだ。

自由を掴みたければ、
独立よりは、今の環境で掴むべきだ。

それは確実にできるはず。