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「戦略」なき会社の行く末
細島誠彦ブログ【参謀の戦略眼】
「戦略」なき会社の行く末
株式会社TransamManagementSystem代表取締役。 中央大学法学部卒業後、ベンチャー企業その他企業の経営企画室長、管理本部長、CFO、取締役を歴任。経営戦略構築、マーケティング戦略構築、新規事業の立ち上げや財務戦略、M&Aなど、企業の参謀業務に従事。
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戦略がない会社というのは意外に多い。
戦略らしきものがある会社もあるが、実際には戦略になっていないことも多い。
もっとも多いパターンが戦略もなく戦術もない会社。
次に多いのが、戦略はないが、戦術を駆使して何かをやろうとする会社。
戦略がない以上、戦術レベルの策はほとんど意味のないものになると思うのだが、
いたってまじめにやっている結果である。
では、なぜ、戦略がないのか・・・・?
ほとんどの会社は、戦略が立てられないのだ。
立てようと思ったこともない会社も多いが、
立てたくても、立てられる人がいないというのが原因であることが多い。
結果として、何かやらなければならないと思い、
戦略らしきものを立て、戦術らしきものを行う。
もしくは、戦術を戦略と勘違いしてやっている。
滑稽に思えるかもしれないが、
戦略がないために、うまくいかないことを何度も
角度を変えてやってしまっている会社もある。
うまくいかないことは、何度やっても同じである。
しかし、本人は大真面目だ。
国家経営も同様だ。
どんなに公共事業にお金をつぎ込んでも景気はよくならない。
一部の人にお金が入るだけだからだ。
しかし、同じことを繰り返す。
選挙のためという国家戦略と違う意図がそこに入ってしまった結果だ。
景気をよくするなら、
低所得者にお金を渡せばいい。
すぐに使ってくれるからだ。
戦略なき経営が、うまくいくはずがない。
うまくいっても、一時のことでしかない。
経営が漂流し、社員がいればいるほど、溺れ死ぬ人が増えてしまう。
社員もこの船がどこに行こうとしているのかわからない。
実際に、戦略を立てること自体はそれほど難しいことではないのだが、
マーケティングを知らないとできない。
このマーケティングも、どういうことかがわかっている人は少ない。
マーケティングもわからない。
戦略と戦術の区別もつかない。
経営戦略もわからない。
そもそもできるわけがないというのが現実だ。
マーケティングを駆使した経営戦略を構築して、
事業を運営することが、実質コストをさげることにもつながる。
もちろん、売上アップにもつながる。
なにより、成功のための近道になる。
当たり前のことだが、
いかに、「戦略」を構築するかが、
会社成功のためのマストアイテムである。