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「高い視点」を手に入れる王道 ~視点の研究9~

「高い視点」を手に入れる王道 ~視点の研究9~

細島 誠彦

株式会社TransamManagementSystem代表取締役。 中央大学法学部卒業後、ベンチャー企業その他企業の経営企画室長、管理本部長、CFO、取締役を歴任。経営戦略構築、マーケティング戦略構築、新規事業の立ち上げや財務戦略、M&Aなど、企業の参謀業務に従事。

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「高い視点」を手に入れるためにはいくつかの方法が考えられる。
まずは、王道とも言える「読書」である。

当然、何を読んでもいいというものではない。
経験上、いくつかのジャンルがオススメである。

1)経営者の本

京セラの稲盛和夫さんや松下電器の松下幸之助さん、
といった超有名な経営者の本は大変ためになる。
この2人は私も尊敬する2人で、
経営といった次元を超えて経営に向き合っている。
人間というものを深く見つめている。

経営者の本は他にもいろいろ出ているので、
様々な方のものを読んで、
この人は違う!とか、この人は素晴らしい!などと、
比較しても面白いだろう。

また、経営そのものの本も良い。
経営を学ぶことが、企業での活動、経済活動において、
自ずと「高い視点」で見ることをクセ付ける。


2)考え方の本

考え方というのは、コツもある。
そのコツを身につけるには、
ロジカル・シンキングやピラミッドストラクチャー、MECE、
マインドマップなどといったツールを知ることである。
これらのツールは1つずつあげていくと、キリがない。
これもたくさんの本が出ているので、勉強するとよい。
コツさえ身につければ、逆に低い視点で見ることの方が難しくなる。

マーケティングを身につけることもオススメである。
マーケティングというのは、非常に範囲が広い。
経営とは、経営そのものであるという人もいるほどである。
戦略的視点を身につけるにはもってこいである。

また、毛色の変わったところで、哲学というのも「高い視点」を得られる。
哲学というと、非常に難しく感じるのであるが、
そもそも人間そのものの探求というようなものである。
私は中国が好きで、論語や老子、荀子、荘子などをよく読む。


3)歴史小説や政治の本

前回、中国の項羽と劉邦の話を書いたが、
歴史小説なども大変勉強になる。
人間社会というのは、今も数千年前も変わらない人間模様が描かれている。
登場人物がどういう立場でどう考え、どう行動したのかを読み、考えるだけで勉強になる。

歴史小説も政治といえば政治なのだが、
政治問題などの本も勉強になるだろう。
今であれば、年金やデフレ、税金といった課題について、
興味がある分野の本を何冊も読む。
その上でそれらの問題についてどう考えるかを考えていくのだ。