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音楽珍体験 その11  ネパールの国歌斉唱

音楽珍体験 その11  ネパールの国歌斉唱

樋口 健夫

アイデアマラソン研究所所長 ノートを活用したアイデアマラソン発想法考案者であり、電気通信大学講師。現役時代は三井物産の商社マン。 企業の創造性トレーニングでは、ジャパネットたかたの全社員運動、アサヒビールでの研修などを続けている。独創性を命と考えている。

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音楽珍体験 その11  ネパールの国歌斉唱


 商社マン最後の4年間は、ネパールのカトマンズに駐在した。
カトマンズに赴任する前に、何とかネパール語を勉強したかったが、あまりにも短期間の準備で赴任することになったので、ネパール語を学ぶことはできなかった(注。現地では学んだ)。 

 私はとりあえず友人の知っていた東京都内のネパール料理レストランに食べに行った。
 食事を終えた後、私はそのレストランのネパール人シェフに頼んで、ネパールの国歌を歌えるかと尋ねた。なんとそのシェフは、ネパールの国歌のカセットテープを持っていた。そのテープをラジカセで聴きながら、私はICレコーダーにネパールの国歌のテープを録音した。そして家でそのテープを何度も何度も聞いて、国歌の言葉を真似て歌えるようにした。 

 赴任してから2週間ほどして、地方の顧客の繊維工場に見学に行った。その後、顧客の偉いさんたちと私の事務所の担当者と一緒に工場の近くのホテルで、酒盛りを始めた。相当飲んでいた後で、私は突然立ち上がってネパールの国歌を斉唱し始めた。

 するとその部屋にいた私の部下たちもお客の偉い人も、全員が私の国歌斉唱にしたがって立ち上がって、気を付けをして、一緒に国歌を歌い始めた。そしてネパール語をほとんど話さない日本人の駐在員のたった1曲の国歌斉唱に、その夜は彼ら(私を含んで)は全員がベロベロに酔うほどに、飲み明かしてしまった。 

 当時のネパールの国歌は、ネパールが王国だったので、国王を讃える歌だったと思う。いまは、王様はいなくなった。

 

 

子育ては、最高のエンターテインメントだ

幼稚園(3歳)から小学校(12歳)の父親主導による子育ての書
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アイデアマラソン式家庭教育

「父親だからできる子育てマネジメント」(キンドル版)

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