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復興日本のために 青森から鹿児島までの直通新幹線

復興日本のために 青森から鹿児島までの直通新幹線

樋口 健夫

アイデアマラソン研究所所長 ノートを活用したアイデアマラソン発想法考案者であり、電気通信大学講師。現役時代は三井物産の商社マン。 企業の創造性トレーニングでは、ジャパネットたかたの全社員運動、アサヒビールでの研修などを続けている。独創性を命と考えている。

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復興日本のために 青森から鹿児島までの直通新幹線

 震災の悲しい話、苦しい話ばかりの中で、私たちは何か良いニュース、明るいニュース、未来を感じるニュースがないかと求めている。

 次々に道路が回復し、鉄道が回復するニュースを聞くと、本当にうれしい。東京にいてもうれしいから、被災地のみなさんはもっと嬉しいのではないだろうか。
 
もうすぐ、東京から青森までの全線が回復する。

ずっと前から私は疑問に思っていた。

 どうして、新幹線は東京で全部乗り換えることになっているのだろうか?新幹線では、同じ線路幅なはずで、ローディングゲージ(車両の高さや幅の通過限界)は、全国同じなのではないだろうか?現在では、鹿児島まで行くには、大阪で再度乗り換える必要がある。これも妙だ。

 JR東海とJR西日本では新幹線を乗り入れていて、JR西日本とJR九州も乗り入れていて、どうしてJR東海とJR東日本が乗り入れないのだろうか。国鉄からJRに変わった時に、何か喧嘩でもされたのだろうか?密約でもあったのか。明治維新以来のいわくか?

 東京で乗り換えることの意味は何か?すごく中央集権的なにおいすらする。

 この震災から立ち上がる記念に、青森から鹿児島までの直通新幹線を走らせてみてはどうだろうか。

 新しい日本、復興日本の大きな象徴として、青森から鹿児島までを"はやて"でも、"のぞみ"でも"さくら"でも、走らせてみてはどうだろうか。日本列島の端から端まで、新幹線が突き抜ける。それこそ、私たちの心に大きな絆となるのではないだろうか。車両の名前は、"きずな"ではどうか?

 直行で走るなら、最短で何時間となるのか"乗り鉄ちゃん"の私は楽しみにしている。私の大好きなMaxは、日本を貫いて走れるのだろうか?