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成活習慣はじめませんか 1-5 競争倍率10倍以上! 就活の壁を乗り越えた成活習慣(2/7)

成活習慣はじめませんか 1-5 競争倍率10倍以上! 就活の壁を乗り越えた成活習慣(2/7)

伊藤 高史

開業して三代目。高齢の方にも安全安心な保険の入れ歯治療、修理、メンテナンスを中心に行なっている。

当ブログ「杉並区「入れ歯専門の歯医者さん」今日の出来事」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ito_takafumi/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


ちなみに、いとう歯科医院への就職は父が頑として認めません。

「外で勉強してこい」の一点張り。

 

後から気づいたのですが勉強するのに個人も組織も関係ありませんでした。

個人で開業して熱心に勉強されている先生は数多くいらっしゃいます。

今ではそのような多くの先生方にお世話になり、多くを学ばせていただいています。

ただ学生当時の自分は若いなりに一生懸命考えたということです。

 

簡単に就職できると思っていたら、そう甘くはありませんでした。

私の他に、その病院への就職を考えていた同級生から聞いた話では、わずか4人の就職枠に50人以上も志望者が集まるとのこと。

 

就職試験は面接と小論文。

試験といえば、生物のようにコツコツ暗記する科目が得意でしたし、歯科医師国家試験も暗記は大事です。

いっぽう面接と小論文は得意技の暗記が通用しない世界。

対策が必要です。

病院の窓口に行って、過去に出題された小論文の問題を手に入れました。

 

震災時に歯科医としてどのような行動をとるべきか、国連平和維持活動PKOについて、尊厳死、がん告知や死刑制度についてなど。

なかなか難しそうです。

 

今のようにインターネットもなく就職予備校や就職情報誌も少なかったころです。

仮にあったとしても歯科医の就職では誰も相手にしてくれなかったでしょう。

 

私は学生時代に、あまり厳しい受験戦争をかいくぐったという思いがありません。

おぼっちゃま育ちで競争をしたことがなかったのが、いきなり就職戦線まっただ中に放りこまれた気分でした。