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YouTubeの視聴者ファンディングはスポーツとNPO支援の切り札になる

YouTubeの視聴者ファンディングはスポーツとNPO支援の切り札になる

衛藤 涼太

プログラマーとしてシステム開発会社に就職後、プログラムはそこそこに新規事業の立ち上げなどを行う。そんな経験が災いしてか、自分で会社を立ち上げることに。様々なスポーツを紹介して多くの人に楽しんでもらえるよう情報を発信していきます。ラーメンと温泉が大好き。クリック募金でスポーツを応援するサイト スポクリを運営しています。

当ブログ「あなたの知らないスポーツ、そっと教えます」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/jpnms/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


 昨日、Yahooのトップトピックスにこんなニュースが流れていました。

YouTube「投げ銭」機能を開始

YouTubeの「視聴者ファンディング」、日本でスタート

米Google傘下のYouTubeが、6月に予告していたクリエイターへの"投げ銭"機能「視聴者ファンディング」を日本を含む4カ国でスタートした。米Android Policeが9月1日(現地時間)に報じた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140902-00000046-zdn_n-sci

 簡単に言ってしまえばYouTubeに投稿した動画を見て、面白かったり感動したりしたらそのクリエイターに投げ銭ができるといったもの。駅前で歌ってる人のギターケースにお金を投げ入れて応援する感じですね。

 想定されているのはやはり映像系のクリエイターがYouTubeにアップした動画だとおもいますが、スポーツ選手や団体も積極的に活用をするべきだと思います。

結構良心的な手数料

 以前、このブログでも少し書いたのですが、スポーツと言うのは得点シーンや大技が決まる、新記録が出るなど色々な場面で人の心を動かす要素が詰まっています。

 そのタイミングであれば見ている人もポンとお金を出してくれるはず。

アスリートを○○giftのようなクラウドファンディングで応援してみるのはどうですか?

 とは言え、YouTubeだと中継は難しいのでUstreamか、ぜひぜひニコニコ動画のニコニコ生放送あたりに取り入れていただければと思います。

 もちろんYouTubeに過去の試合の動画や、そのスポーツのプロモーションムービーを投稿するなどして、それに投げ銭をしてもらうといいと思います。投稿するのはタダなので。

 ただ、投げ銭を丸々貰えるわけではなく、YouTubeが一定の手数料を差し引いた金額が振り込まれるみたいです。

 日本の場合だと手数料は1回の投げ銭につき22円+投げ銭の5%。500円の投げ銭であれば500-22-25=453円と言う感じでしょうか。

 これってかなり良心的な金額なような気もします。支援をすると言えば投げ銭というか、最近流行っているのがクラウドファンディング。

 スポーツ専門のクラウドファンディングが立ち上がるなど、スポーツ支援に使えるツールではあるのですが、クラウドファンディングは手数料が結構高かったりします。

リターンがなくてもいいのはプラスかも

 もちろん応援先のページを作成したり、コンサルティングをしたりと手間はかかるのである程度の手数料を取るのは仕方のないことだとは思うのですが、やはり支援した人からするとできるだけ多くの金額を支援先に渡したいと思うものです。

 そしてクラウドファンディングの最大の売りでもあり、難点でもある「リターン」。これはモノづくり系のプロジェクトであればそんなに問題ないのですが、スポーツだとリターンを考えるのがかなり手間だったりします。

 私としてはクラウドファンディングよりもこちらに導線を作って、動画を見てもらい投げ銭をしてもらう方がいいと思います。もちろん動画を作る手間はかかってしまいますし、クラウドファンディングとも並行で進めればいいのですが。

ニコニコ動画さんぜひよろしくお願いします

 スポーツだけではなくNPO団体の支援にも結構使えそうですね。日々の活動をYouTubeにあげることで支援を得ることができそうな気がします。

 決済はいまのところGoogleウォレットのみみたいですが、決済手段も増えるとよりいいですね。

 そんなわけでニコニコ動画さんがニコニコ生放送にこの投げ銭機能を付けていただけることを期待しています!

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