前回の続きです。

【インターネット上からアプリを簡単にインストール】
　ｉＰｈｏｎｅで言うところのＡｐｐＳｔｏｒｅのようなものがＷｉｎｄｏｗｓＭｏｂｉｌｅにもあります。それが、ＷｉｎｄｏｗｓＬｉｖｅ！のＭａｒｋｅｔＰｌａｃｅ（以下、マーケットプレイス）です。マーケットプレイスを実行すると（ＷｉｎｄｏｗｓＬｉｖｅ！への登録とＰＣ上からクレジット決済の登録が必要）インターネット上からＷｉｎｄｏｗｓＭｏｂｉｌｅのアプリをダウンロードできるようになります。
　ＡｐｐＳｔｏｒｅやアンドロイド用アプリのアプリケーション数には遠く及びませんが、それでも結構便利なアプリがそろっています。ｉＰｈｏｎｅがそうであるように、アプリの力を借りて、自分の携帯をより便利に、より楽しくパワーアップさせることが可能です。

【Ｅｖｅｒｎｏｔｅ】
　ＷｉｎｄｏｗｓＭｏｂｉｌｅ用のエバーノートもちゃんとあります。私は飲んだワイン、行ったレストラン、子供を連れて行った公園などを写真を撮ってエバーノートに入れています。
　その場で行うことは、携帯のカメラで写真を撮って、必要なことをちょっと書いてエバーノートのアドレスにメールを送るだけ。後でＰＣ上でアクセスし、編集しておきます。
　あの時飲んだワインはどんな味だったっけ、子供が「この間行った公園が良い！」。ニーズは突然やってきます。こういう「いざ！」っていう時、確実に持っているのはやっぱり携帯。携帯にこういう機能を持たせておけるのは、一つ安心材料ですよね。

【青空文庫】
　ＰｏｃｋｅｔＳｋｙＶｉｅｗｅｒというアプリがあり、青空文庫から好きな本をテキストまたはルビ付きのブックデータとしてダウンロードできます。ビュワーは付いていませんので、テキストエディタやワードなどで見ることになりますが、ＨＹＢＲＩＤ　Ｗ－ＺＥＲＯ３には標準でブンコビューアというアプリが付いているので、これをビュワーに指定すると快適に読めます。読み切れないほどの名作が、あなたの手のひらに。
　これまでも青空文庫は利用していましたが、このアプリ＋ブンコビューアの組み合わせはかなり使いやすいです。

【ぐるなび・ホットペッパー】
　言わずと知れたレストラン検索サイトのアプリ。私はぐるなびを使っていますが、駅名などで指定してお店を探すことはもちろん、ＧＰＳを利用して現在位置周辺のお店を探すことも可能です。
　まったく新しい土地はもちろん、行き尽くした感のある所でも、「こんな所あったんだ」という発見があります。

【ファイラー】
　Ｗｉｎｄｏｗｓのエクスプローラと殆ど同じ操作のＧＳＦｉｎｄｅｒというソフトが定番だと思います。
　やっぱり、本体やマイクロＳＤに好きなようにフォルダを作って、好きなようにファイルを収めたい、という気持ちはあります。
　特に私はマイクロＳＤに自分で決めたフォルダ構築していますので、どの機器であってもフォルダ階層で探すという方法を確保したいわけです。
　フォルダを指定して目的のファイルを見つけ、拡張子で判断して適したアプリが実行される、こういう方が私の感性に合っています。
　このソフトの秀逸なのは、何と言っても「ハイレゾ表示」（下の写真）。実際画面表示されるととんでもない小さな文字になりますが、その代わり、狭い画面でもかなりたくさんの情報を表示できます。
　アイコン表示や詳細表示ができるのもＷｉｎｄｏｗｓのエクスプローラとほぼ同じ。便利です。

【Ｔｗｉｔｔｅｒ／ｆａｃｅｂｏｏｋ】
　ＷｉｎｄｏｗｓＭｏｂｉｌｅにもちゃんとアプリがあります。ｆａｃｅｂｏｏｋはＷｉ－ｆｉ接続しないと使えないのが残念。無料のＴｗｉｔｔｅｒクライアント「Ａｚｕｒｅａ」は、かなり使いやすいと思います。

 

【自分にとっての要る・要らないを考えることがここでも大切】

　ＷＩＬＬＣＯＭだって、ＷｉｎｄｏｗｓＭｏｂｉｌｅだって、良く調べれば決して多くはないけれどそれでもちゃんとアプリがあります。自分が今、携帯に求めることを洗い出すべきでしょう。

　何に困っていてどうしたいのか。

　出先でどんな情報を仕入れ、どういう状態に加工する必要があるのか。

　どこまでが「出来なければならない」で、どこまでが「出来たらいいな」なのか。

　それが無いまま買ってしまうと、使いやすいと言われる人気のハードでも結局電話機の延長に終わるでしょう。数あるアプリの中から、本当に自分に合ったものを探し出して使うことは難しいと思います。

　逆にそれを明確にして、研究すれば、どんなハードでも、結構良い回答が見つかるのではないでしょうか。