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ファイリングコンサルタントが厳選した仕事道具とは
ファイリングは捨てることと見つけたり
ファイリングコンサルタントが厳選した仕事道具とは
キングジムファイリング研究室でファイリングや机の整理のしかたなどの指導・提案をしています。
当ブログ「ファイリングは捨てることと見つけたり」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/jun_nohara/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
皆さんこんにちは。キングジムファイリング研究室、ファイリングコンサルタントの野原です。
前回まで本当は2回モノのつもりで書きましたが、よく見てみれば誠ブログの「お題」につなげられそう...。ということで、前回の続きでもあり、誠ブログのお題でもあり...、のこの1本。要不要を常にチェックしている私が、持つことを許したモノたち。では、どうぞ。
特別な仕事道具はないけれど...。
コンサルタントである私の特別な仕事道具というのは結構普通のものしかありません。通常は会社に置いてあって、コンサルティングに行く時だけ持って行くようなものがほとんどです。
しかし私のカバンの中には、とにかく常に入っているものは結構あります。コンサルタントのためではないですが、今、仕事カバンに常に入っているものを紹介しましょう。本当に要るものだけを持ちたいという私が選び抜いた、現時点での精鋭たちです。
今回は普段使いできる非常事態グッズをご紹介
代表格はパソコンとスマートフォンなのですが、まぁ、どこでも語られるのでここでは割愛します。
今、私の持ち物の中で結構な割合を占めているのが、緊急時のための道具ですね。自宅が遠い私は、東日本大震災の時、自宅に着いたのは24時間後でした。あの時、もしもっと寒かったら...、雨が降っていたら...?考えただけでもぞっとします。
・ツエルト
「ツエルト」ってご存知ですか?登山をやる方くらいしか知らないかもしれません。そこで知ったのがツエルト。一言で言えば緊急時の一人用テントです。ヘリテイジというメーカーのものです。
写真はちょっと遠近感で分かりにくいですが、収納時は容積的に350mlのジュースの缶程度。なのに重さは180gしかなく、常時持ち歩いても負担になりません。これを都市でも利用しようという発想です。
設営するとこんな感じでちゃんとした一人用テントですが、軽量化のため、支柱などはありません。ありものの紐と木立ちなどを利用して設営します。それらのものがなくてもポンチョのように羽織ることもできます。
災害時、東京付近が震源となれば、帰宅までに数日かかるかも知れません。寒い日、雨の日の可能性もあります。人の目が気になる所でしか寝れないかもしれません。そんな時、ツエルトがあれば、絶対便利だと思ったのです。
登山はモノが増えれば自分自身の疲労につながるため、持ち物を厳選しなければなりません。登山用品は、小型軽量高性能ツールの宝庫ですね。
・ウィンドブレーカー
これまたアウトドア用具、モンベルの「EXライトウィンドジャケット」です。重さは何と65g。
髪の毛よりも細い繊維を織ってできた素材で、100回の洗濯にも耐える撥水性能を持っています。詳細は割愛しますが、製品自体のテクノロジーもとても高く、モノ好きにはたまりません。まさに、持っているだけでパワーを与えてくれるグッズです。
折りたたむと左腕の部分にあるポケットに製品自体を収めることが可能です。結構適当に畳んでも無理なく納まってくれるので、出すのも苦になりません。ちょっとエアコンが寒い時や、小雨のときなどの普段使いでも活躍活用しています。
・ソーラー充電池
アメリカ陸軍にも制式採用された米Power Film社の「パワーフィルム ソーラーチャージャー」です。
モバイル電源をエネループからのUSB供給に統一している私としては、エネループに充電可能というのが最大の購入要因です。電池以外の重さは110gとこれまた軽量。リュックなどにぶら下げられるよう、フックなどを通せる穴もあります。それでいて、4本充電に約6時間40分と、充電性能も納得。ろくに充電できない安物も結構買いましたが、最初からこれにすれば良かったです。
エネループの装着は裏面にあり、急な天候の変化で収納が少々遅れても小雨程度なら問題ないよう配慮されています。
私はここに4本と、単3形充電池が使用可能なスマートフォンへのバッテリーチャージャーに4本、計8本のエネループを持っています。
とにかく持ち物を減らすため、最低限のことができるスマートフォンに多くの機能を集約している反面、電源喪失となればかなりの制約を受けてしまいます。これで緊急時でも電源が確保できるようになりました。
・ライト
ペツル社のeLITE(イーライト)というもので、重さは28gしかありません。白色LED3灯と赤色LED1灯があり、光の強弱や点灯のパターンが色々選択できます。ゴムバンドが付いており、ヘッドライトとしても、首から下げても、腕につけても使用できるほか、本体にクリップも付いており、帽子のつばなどにも装着できます。
モノとしての面白さは、ゴムバンドを止めるためのロックで、実は緊急時のホイッスルになっていたり、電池ぶたをあけるためのドライバーの役割を兼ねていたりと、一切の無駄がありません。徹底的に抜かれた感が持つ喜びにつながります。いちいち納得、いちいちオドロキのライトです。私は自転車用ライトとして毎日使用しています。
・マルチツール
まさに「これさえあれば何でもできる」を形にしたのがマルチツールでしょう。小学校のころから欲しくて欲しくて、父親が持っている「スイスチャンプ」をもらったのが最初です。普段使いでは、オフィスシーンでも違和感なく使える、カード型のケースに収まった、ビクトリノックス・スイスカードを愛用しています。
ちなみに、写真にはありませんが、キーホルダーにはレザーマンのマルチツールも付いています。こちらは何と言ってもプライヤーの使い勝手が秀逸ですね。
...とまぁ、よくもここまで仕事に無関係のものがかばんに常備されているもんだと書き出していて思ったりもしますが、ツエルト以外は日常でも普通に使っていて、私の1日をさりげなくサポートしてくれています。ソーラーで満タンにしたエネループでスマートフォンを充電しているときは何か不思議な気分ですね。こんなことできちゃっていいのか?みたいな感じがします。
商品としては緊急用途なのでしょうが、それだと通常時は単なるバラストでしかなく、やがて持つのが嫌になってしまいますが、これらは普段も活躍してくれているのでそう言う気にはなりません。そして何より、モノとしての作り込みの良さが、常に私にパワーと刺激を与えてくれます。一般的な表現で言えば、「持つ喜び」といったところでしょう。つまり、これらは私の基準で厳選された「要るもの」なのです。
もちろんこれ以外のものもカバンには入っていますが、それについては既に記している「コンサルタントの持ち物チェック!」(全6回)をご参照ください。
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さて、ここでお知らせです。
2012年6月15日12:45~、無料のファイリングセミナーを行います。
http://www.kingjim.co.jp/filinglab/seminar/detail/_id_17207
今回はキングジムと株式会社PFU様とのコラボレーションで実現したデジアナ文具の新商品「ScanNote」の紹介です。PFUの方もお招きし、私と当社ScanNoteの開発者3名でのパネルディスカッションです。こちらはUSTREAMの配信もあります。
後半も同社の「楽2ライブラリ」を使ったデジタルファイリングのお話です。私は、デジタルファイリングの前に行うべき、紙ファイリングのお話をいたします。楽2ライブラリの部分は、PFU様にお話しいただきます。
お席もあと少し残っていますので、ぜひ会場にいらしてみてはいかがでしょうか。