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仲良くなる「雑談作戦」のコツ

»2013年4月23日
事業のヒント

仲良くなる「雑談作戦」のコツ

神 真一

事業アドバイザーとして、滋賀、京都で「楽しく正しい事業」に導く事業アドバイスをしています。

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今回の工事で建設会社の所長と仲良くなり、工事案件を直接受注するまでになりました。

建設業界ですので、関係者がその話を聞くと、「何であの若造がそんなことができるんだ?」と疑問を持つことが多かったようです。

そこで頭に浮かぶのは、接待と裏金です。(笑)

接待攻撃をしたり、賄賂を使ったりして受注につなげるということですね。

世間ではよくある話ですし、そんなことがよくある建設業界ですので、そんなことを思う人も少なくないのは当然です。

でも、私は接待も裏金も手形の裏書きもしてません。

接待どころか会社や建設現場以外で会ったことはありませんし、缶コーヒーの1本もおごったこともありません。

まあ、自慢できることじゃありませんが。(笑)

それなのに、人並み以上の人間関係ができていました。

それには必殺技があるのですが、特別にそれを暴露しましょう。

その必殺技とは、雑談攻撃です。(笑)

私の話は半分くらいが雑談ですので、その雑談によって仲良くなっていったのです。

雑談攻撃と聞けば、次から次へと雑談を連発すると思われがちですが、そんなことをやってしまうと逆効果になります。

相手は暇ではありませんので、仕事の邪魔をする雑談はやってはいけません。

また、「今日はいい天気ですね~」という世間話は面白くありませんし、個人的なことを聞いたり、まったくどうでもいいことを聞いたりするのもダメです。

一方的に自分のことばかりしゃべるのは論外です。

この場合の雑談とは、仕事周辺の話題を切り出し、相手の話を聞くということです。

たとえば、今回はプール工事でしたので、他のプール工事現場のことを聞きます。

他のプール工事現場の経験がなければ、どんな工事をやってきたのかを聞きます。

興味を持って相手の話を聞くと、相手は気持ち良く話をしてくれますので、話が乗ってきます。

次は、乗ってきた話の周辺のことを聞くと、また違う話に発展します。

こんな感じで次々に相手の話を聞いていくと、いつの間にか大きく脱線しているのです。(笑)

でも、何らかの形で仕事に関連している話ですので、それがまた何かにつながります。

そうして、短期間で仲良くなっていったのです。

雑談作戦と命名しましたが、特に意識したわけではなく、相手に興味を持って、相手の話を聞くことを心がけていたら、自然とそんな流れになっていったということです。

まじめくさった顔をして仕事の話だけをしていたら、話はすぐに終わってしまい、仕事が切れたら関係も切れてしまいます。

そんな状態になっていたら、雑談作戦を思い出してみてください。

ただし、責任は取りませんが。(笑)