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サラリーマン在職中に商売の真似事をしたのを思い出しましたので、その成功談を書いてみたいと思います。
ネットワークビジネスを一緒にしていた友達と何かをやろうという話になりました。
ほぼ無資本で簡単にできて簡単に儲かる商売を考えたのですが、当然ながら何もありません。(笑)
私はサラリーマンですし、それが終わってからネットワークビジネスもありますので、お金がかからず簡単にできそうな商売ということで、代行サービスを思い付きました。
いわゆる便利屋みたいなものですが、便利屋という響きは気に入らなかったので、聞こえが良さそうな「代行サービス」としたのです。
内容は「掃除、諸々修理、買い物代行、子守り・・・」と、適当にそれらしいものを書き出しました。
まずはチラシを作る必要がありますので、絵が得意な友達に頼んで無料で作ってもらいました。
次に印刷ですが、印刷屋に頼むと高くつきますので、会社のコピー機を勝手に使うことにしました。
関西の電力会社の営業所の社員は宿直業務があります。
当時は夜間に電気代を払いに来る人のために夜間窓口があり、事務系社員が対応します。
停電や電気のトラブルがあれば現場に向かいますので、それは技術系社員の対応になり、このペアで宿直するのです。
若手の事務系社員なら何とでもなりますので、その日を狙ってチラシのコピーをやったのです。
何百枚(何千枚?)コピーしたのか忘れましたが、何時間もコピー機は動きっぱなしでした。(笑)
その作業中、少し年上の事務社員にチラシを見せて「これどう思う?」と聞いたら、「う~ん、めちゃくちゃ怪しいなあ・・・」という反応でした。
それもそのはずで、手書きの白黒のチラシに連絡先は携帯電話の番号が書いてあるだけで、住所も会社名も何も書いていなかったのです。
その当時、携帯電話はほとんど誰も持っておらず、電話しながら通りを歩くと、皆が振り返って「おお~、携帯電話すごいなあー」と驚いていた時代です。
「030」で始まる電話番号もほとんどの人が知らなかったので、怪しさ満開だったのです。
もちろん私もバカではありませんので、怪しいことはわかっていましたが、パートナーがいたこともあって「まあ、何とかなるだろう?!」という軽い気持ちでした。
チラシができれば、それをどうやって配布するかです。
お金をかけることはできませんので、自分たちでポスティングしました。
戸建住宅を回るのは大変なので、マンションやアパートの集合ポストに手当たり次第にチラシを入れていきます。
その結果、依頼の電話がジャンジャン鳴りました!
・・・というのは夢か幻で、まったく鳴りませんでした。(笑)
それでエネルギーが切れたことと、時間もあまりなかったので、それっきりで自然消滅でした。
ただ面白いことに、チラシを配ってしばらくしてから2、3件電話がかかってきたのです。
配って半月くらいしてからですので、それまでチラシを保管していたことになりますね。
パートナーが電話を取ったので詳細はわかりませんが、うち1件は子守りの依頼でした。
怪しさ満開のチラシに子守りを頼むなど今なら考えられませんが、それでも依頼があるということは、当時はそういったサービスがなかったからでしょう。
お金はかからず時間も少しだけで得るものはありませんでしたが、貴重な経験になりましたので、一応成功談ということです!
やっぱり、ただのおバカな失敗談でした~